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職場の知恵

2012/11/21

職場の知恵

斎場に到着後は、受付で記帳。その後、お悔やみのあいさつをし、香典を渡す。香典の額は故人との関係の深さなどで変わるが、おおむね3000~1万円程度が一般的だ。

通夜と葬儀・告別式の両方に列席する人は、香典をいつ渡せばいいのだろうか? 「その場合、通常は通夜です。翌日の葬儀・告別式の受付では『昨日も伺いましたので』『通夜でお渡ししました』などと伝え、記帳だけ済ませればいいでしょう。ただ通夜と葬儀・告別式は本来別の儀式であるため、それぞれに香典を持参しても構いません」と川瀬さん。

不浄を遠ざけて自身の心身を清め、故人の冥福を祈るために行う焼香。香を焚く回数や焚き方は宗派により異なる。どの宗派の作法で行えばいいのか迷うところだが、「故人の宗派に合わせるのが望ましいものの、自身の宗派にのっとって拝礼しても、失礼には当たりません」。

通夜の後には、遺族によって「通夜振る舞い」の席が設けられることが多い。「自分はさほど親しくないからと遠慮する方もいますが、そもそも通夜振る舞いとは、食べることで故人を供養する儀式。一口でも箸を付け、故人の思い出を語ることが遺族への礼儀です」。

【香典】 香典を渡すときのお悔やみの言葉は?

ふさわしいのは「御霊前にお供えください」「このたびはご愁傷さまでした」「このたびは突然のことで心からお悔やみ申し上げます」などの一言。黙礼のみでも構わない。長々と話し込む、死因や臨終の様子を尋ねるなどはNG。

マナー 一言添えるか、黙礼するだけでもよい。

【焼香】 宗派によって違う?

焼香の回数や、つまんだ香を額の高さまでおしいただくかは宗派で異なるが、故人と自分、どちらの宗派の作法で行ってもOK。ただ列席者が多い場合、焼香回数を宗派によらず「1回」と葬儀社から指定されることもある。

マナー 故人や自分の宗教の作法で行う。斎場の指示に従う。

線香焼香の作法は?

線香を焚く焼香は、線香を左手に持って火を付け、右手で払って火を消して、香炉に供える。香炉に3本立てるところが多いが、浄土真宗のように寝かせるところもある。

マナー 線香に火を付け、右手で払って消して香炉に供える。

~焼香の作法~

数珠を左手に持ち、焼香台の前に進む。遺影に一礼して、合掌
右手の親指、人さし指、中指で香をつまむ

額の高さまでつまみ上げたら、目を閉じて軽く頭を下げる
静かに香を香炉にくべ、合掌。遺影に一礼して下がる

【出棺】 告別式はいつまでいればいい?

葬儀・告別式に列席した場合は、出棺まで立ち会うのが礼儀。暑いからとシャツ一枚、あるいは寒いからとコートを着たままの姿で霊柩車を見送るのはNG。喪服姿で合掌し、故人に最後の別れを告げるようにしたい。

マナー 一般の会葬者は出棺まで残って、故人を見送る。

Column お悔やみの忌み言葉
「四(死)」「九(苦)」「迷う」「再び」など、婚礼同様、葬儀でも忌み言葉や重ね言葉は避けたい。「神様」や「天国」などの言葉は、仏式の葬儀では用いないこと。
● 忌み言葉は言い換える
「死」→「他界」「永眠」「ご逝去」「死ぬ」→「亡くなる」

● 重ね言葉は使わない
「たびたび」「またまた」「次々に」
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