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睡眠不足だと危ない 「更年期高血圧」にご用心 日経ヘルス プルミエ

2013/3/24

~“更年期高血圧”を放置すると本格的な高血圧に~

【血管の老化】
加齢や喫煙、運動不足、糖尿病や脂質異常症などの生活習慣病などで、血管のしなやかさが低下し、血圧が上がる。
対策は→ スタスタ&ゆるりウオーク

【食塩のとりすぎ】
食塩の多い食事をとって腎臓が塩分を排出しきれないと、ナトリウム濃度を一定に保とうと血液量が増加、血圧が上がる。
対策は→ 減塩+たっぷりカリウム、肥満の解消

【交感神経の緊張】
睡眠不足やストレスなどで交感神経が緊張し、血管が収縮したり、血圧を上げるホルモンが出たりして血圧が上がる。
対策は→ ぐっすり睡眠とストレス対処

【血管を拡張させる女性ホルモンの減少】(40代、50代女性特有)
エストロゲンには血管拡張作用があり、高血圧を防いでいる。更年期にはこれが減少するため、血圧が上がりやすい。
      ▼
血圧が乱高下しやすい“更年期高血圧”に
更年期は血圧が上がりやすい時期。高いままというより、急にポーンと高くなるなど乱高下して不安定なのが特徴。
      ▼ 放置すると
本格的な高血圧に
血圧が乱高下する不安定な状態は更年期を過ぎると治まるが、高止まりのままで本格的な高血圧へと移行する。
      ▼ 将来
脳卒中、心筋梗塞、認知症などのリスク大
高血圧が続くと動脈硬化が進み、さらに血圧が上がるという悪循環に。やがて心筋梗塞や脳卒中などの危険性が。

この人たちに聞きました

苅尾七臣(かりおかずおみ)さん
自治医科大学循環器内科教授。自治医科大学卒業。専門は高血圧、動脈硬化など。コーネル大学医学部循環器センター、コロンビア大学医学部客員教授などを経て現職。更年期女性と高血圧との関係も研究。

平田恭信(ひらたやすのぶ)さん
東京大学医学部循環器内科准教授。東京大学医学部卒業。三井記念病院、ミネソタ大学内科などを経て現職。動脈硬化、高血圧、メタボリックシンドロームなどの治療研究に当たる。今年4月からは東京逓信病院に勤務。

天野恵子さん
静風荘病院(埼玉県新座市)女性外来。東京大学医学部卒業。専門は循環器内科。千葉県立東金病院副院長、千葉県衛生研究所所長などを経て現職。性差医療の第一人者。自らも更年期症状に悩まされた経験を持つ。

(日経ヘルス 黒住紗織・ライター 佐田節子)

[日経ヘルス プルミエ2013年春号の記事を基に再構成]

[参考]日経ヘルス プルミエ2013年春号では「大人の女性のお腹やせ!」のほか、「妻と夫の更年期取扱説明書」、「目元から若返るマイナス7歳のアイメイク」「老眼は我慢しないで」などを掲載している。

日経ヘルス プルミエ2013春

著者:
出版:日経BP社
価格:680円(税込み)

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