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マネー研究所
日経マネー 特集セレクト

2013/9/25

日経マネー 特集セレクト

この制度をさらに深くみていこう。税理士の望月さんは「この制度は使っても使わなくても、税制的な有利・不利はない」と話す。というのは、意外に知られていないが、もともと孫に教育費や生活費を必要な都度直接渡す場合、都度贈与といって贈与税はかからないからだ。それ以外の資金を贈与する場合でも、年間110万円までの暦年贈与なら非課税だ。

孫に非課税で贈与する方法には3種類ある

だとすると1500万円の一括贈与も、「自分の老い先が長くないと感じる祖父母がたくさんの孫に贈与することで、相続財産を大幅に減らす」といったケースでない限り魅力がないように思える。

だが、使途が教育費に限られる上、金融機関が管理してくれるのでムダ遣いされる心配がないという運用上の利点はやはり見逃せない。最初の手続きがやや面倒だが、後は長年に渡って何もしなくていいので、都度贈与や暦年贈与より手間がかからないのも実は大きなメリットだ。

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相続から贈与へという流れ
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