文庫本の男女別上半期ベストセラーは

文庫本の男女別上半期のベストセラーを見てみよう(TSUTAYA調べ)。総合のベストセラーでは女性は健康・ダイエット本、男性はビジネス・自己啓発本が上位を占めていたのとは違って、文庫本ランキングからは小説の人気作家・ジャンルが分かる。

村上春樹の『1Q84』や東野圭吾『聖女の救済』をはじめ、男女両部門で上位にランクインしてバランスよく売れている本が少なくないが、細かく見ていくと“男売れ本”、“女売れ本”が見つかる。

男性では4位の『新約 とある魔術の禁書目録』や5位『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』など、アスキーメディアワークスから出版されている、いわゆるライトノベルが“男売れ本”だ。『新約 とある魔術の』と『俺の妹が』は男性購入者が9割を占めている。同じ版元でも例外は『ビブリア古書堂の事件手帖』シリーズの2冊で、男女それぞれのランキングに入っており女性にも良く売れている。

一方、“女売れ本”の代表は5位の『僕等がいた』と9位の『ガール』。前者は同名の少女マンガを原作として今年、生田斗真・吉高由里子主演で映画化。本書はそれをノベライズしたものだ。『ガール』も香里奈、麻生久美子の出演で映画化され、多くの女性客を集めた。

男女別の文庫本ベストセラー

(日経エンタテインメント! 高宮哲)

[日経エンタテイメント!2012年8月号の記事を基に再構成]

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