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男性のダイエットとして、急浮上の「糖質OFF」 日経ヘルス編集長 藤井省吾の「健康時評」

2011/7/22

節電の強化で、ジャケットもネクタイも省略という服装が男性にも定着している。薄着になった分だけ、例年に比べてお腹が気になるという男性も多いようだ。
お腹のサイズをチェックする“メタボ健診”で、「要注意」と指導が入った人はもちろん、ウエストがだんだん太くなり、ズボンは毎年のように新調という人も、一度、ダイエットにトライしてみてはいかがだろうか?

糖質OFF=ローカーボは、イライラも防ぐ

男性のダイエットの方法として、今、評価が高まっているのが、「糖質OFF」という考えだ。「油」でなく、「炭水化物」や「甘いもの」などの糖質を減らす。体重が減りやすいだけでなく、気分や仕事の効率のムラを減らす効果もある。

「糖質の多すぎる食事は、血糖値の上がりすぎと下がりすぎを繰り返す。そのせいで、イライラすることもあるし、昼食の後に眠くて、やる気がでないということも起こる」と、解説するのは順天堂大学大学院医学研究科の白澤卓二教授。

ここに関わるのが、インスリンというホルモンだ。このホルモンは、本来、食事でとった糖分を体内の組織に送り込むとともに、血糖値をコントロールする。ところが、過剰に糖質がある食事をとると、まず血糖値が急上昇する。すると、インスリンも必要量よりも出すぎてしまって、今度は血糖値が逆に下がってしまう。この低血糖状態で、イライラしたり、空腹感を感じて、また食べてしまったりを繰り返す結果になる。

「甘いものは食べないから、自分は関係ない」などと、思うなかれ。忙しく働く男性ビジネスマンほど、過剰に糖質をとる食事に陥りやすい。

そもそも、糖質とは、「炭水化物のうち、食物繊維を除いたもの」を意味する。つまりは、でんぷん質や糖類のこと。別段、甘くなくてもほとんどでんぷんでできた食材は糖質たっぷりだ。

例えば、あわただしい朝の菓子パンでの朝食。時間のないときの大盛の立ち食いそばや、親子丼やカツ丼などのどんぶりもの。食事をとりそびれたときに、つなぎで食べるコンビニのおにぎりやサンドウイッチ……。忙しい人ほど、上記に該当しやすいはずだ。

このような食事だと、すぐ糖質が吸収されて、血糖値が急上昇。次は、インスリンが出過ぎて、血糖値が急下降し、また食べるので、「満腹」という実感がないままに、食べすぎてしまい、脂肪だけはしっかり蓄積するのだ。

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