定年後破産を避けるため、50代ですべきこと

50代の働く女性は、定年などまだまだ先という人も多いだろう。でも、間際にいろいろあわてるのは避けたい。50代、60代で、気を付けておくべき「お金の課題」とは何か。必要な知識を先取りしておこう。

65歳からは、いよいよ年金生活。仕事をきっぱり辞めてしまえば、定期収入として入ってくるお金は公的年金のみになるという人が多いだろう。正社員として勤め続けた人の場合、年金額は137万~163万円程度になる。毎年この額で生活を賄えるのかなと不安になるかもしれないが、「貯蓄が順調にたまっている人なら、年金で不足する分を貯蓄で補えるので不安がらなくても大丈夫。ただ、予定通りたまっていない人は、50代以降より頑張って貯蓄を増やしたいですね」とファイナンシャルプランナー深田晶恵さん。

50代は定年前の「ため時」

また、年金生活を見据えて、50代のうちに家計の見直しもしておきたい。定年間際になってあわてても、リカバリーは難しいからだ。定年後破産に陥らないために50代でやっておくべきことを覚えておこう。

まず、50代は仕事もプライベートもある意味で安定している時期。したがって、ここは定年を迎える前に貯蓄をより着実に増やせる「ため時」。また、残っているローンを60歳までに返し終えられるよう見直すことも必要だ。「ライフスタイルも変わってきているので、必要度の下がった保険は見直したほうがいいでしょう」(深田さん)。

(図作成:深田晶恵)

60歳以降は働き続けても収入が下がることも予想される。したがって、より確実な貯蓄期間は60歳までと考えておきたい。

60~65歳の間は、無理にお金をためる必要はないが、60歳までにためた貯蓄を減らさないように収入の範囲内で暮らすことを心がけよう。生活費をコンパクトに抑える習慣を身に付け、65歳になったら年金生活へソフトランデングするというのが、現段階での理想的なシミュレーションといえる。

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