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東京ふしぎ探検隊

東急東横線が新横浜に 広がる直通運転の歴史と功罪

2012/7/20

相鉄本線の西谷駅。手前には工事用の資材が見える。上を走るのは東海道新幹線

東京・渋谷駅で地下鉄副都心線との相互直通運転を予定している東急東横線。実は路線の南側でも新たな直通運転の計画が進んでいる。順調にいけば2019年にも、渋谷駅から日吉、新横浜駅を経て相鉄線とつながるという。相鉄はJRにも乗り入れする予定だ。ますます広がる首都圏の直通運転。その歴史と功罪を探った。

■相鉄がJR湘南新宿ライン、東急東横線と直通に

横浜駅から電車で西に15分ほどの場所にある相鉄本線西谷(にしや)駅(横浜市保土ケ谷区)。東海道新幹線が走り抜ける高架の下で、鉄道路線の新設工事が行われていた。近く、トンネルの工事も始まるという。どんな路線ができるのか。相鉄に聞いてみた。

「西谷駅からJR湘南新宿ライン、東急東横線に相鉄線が乗り入れるための路線です。東京都心部への乗り入れがない相鉄にとっては、悲願でもあります」。相模鉄道プロジェクト推進部の清水正勝係長は力を込める。

計画によると、相鉄本線は西谷駅で都心に向けて分岐する。そこからJR東海道貨物線の横浜羽沢(はざわ)駅(神奈川区)にかけて、新たに地下を通る線路を設置する。新設する羽沢駅(仮称)から先は地上に出て東海道貨物線に乗り入れ、武蔵小杉駅のあたりで横須賀線に分岐し、さらには湘南新宿ラインへとつながっていく。

「既存の線路を利用することで、工事費を大幅に圧縮できた」と清水係長。西谷駅から羽沢までの新路線は2015年に開通の予定だ。

東急との直通運転は、JR線への乗り入れ後に行う。西谷駅から羽沢までの新路線を、さらに日吉駅まで延ばす計画だ。今のところ、新横浜と新綱島(ともに仮称)に途中駅を設け、日吉から先は東急東横線・目黒線と直結する見込み。いずれも地下を通る。

新横浜では東海道新幹線、横浜市営地下鉄と乗り換えができるようになる。新設する新綱島駅は東横線綱島駅から少し離れた場所を検討中。東急との直通は2019年を予定している。

新線が開通すれば、相鉄の二俣川駅からJR新宿駅までの所要時間は現在より15分短い44分、東急渋谷駅から新横浜駅までは11分短い30分となる。相鉄利用者の約6割が都心部に通勤しているといい、格段に便利になりそうだ。東急線利用者にとっては、新横浜へのアクセスが大きく向上する。

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