2014/1/18

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注目の米国発「サードウエーブ」

米国の西海岸を中心に生まれたコーヒー文化「サードウエーブ」の流れも、国内のチェーン店が取り入れ始めた。

サードウエーブは、国や産地だけでなく生産農家まで明確にし、単一種の「シングルオリジン」のコーヒー豆を使い、豆の個性を引き出す焙煎、いれ方を追求する動き。シアトル系の深煎りコーヒーのカウンターカルチャーとして生まれたため、豆に合わせて浅煎りの焙煎も行い、マシン抽出ではなくハンドドリップでいれる店が多い。

「サードウエーブ」とは、90年代後半から米国で起こった動き。シアトル系カフェのエスプレッソやカフェラテに対し、厳選したコーヒー豆の味を引き出すため、浅煎りも行い、ハンドドリップなど抽出法にも工夫を凝らす焙煎業者や専門店が受けている。写真は米国でサードウエーブを牽引する「ブルー・ボトル・コーヒー」。日本に誘致する動きも出ている

日本では、すでに一部のスペシャリティーコーヒーを提供する焙煎業者やカフェが同様の取り組みをしている。そのなかで、いち早くチェーン展開を目指すのがロイヤルグループのアールアンドケーフードサービスだ。

「スタンダードコーヒー」はロイヤルグループのアールアンドケーフードサービスが、チェーン展開を目指す新ブランド。生産農家が明確な豆を使い、ハンドドリップ(360円)などで提供。今後5年で50店を展開する計画で、スタンダードコーヒーで使う豆をグループの店舗でも販売していく。木材を生かした店内(写真左)。コスタリカのラヒルダ農園など、4つの指定農園の豆を使う(写真右)

2013年3月に東京・溜池山王に出店した「スタンダードコーヒー」では、三菱商事傘下のアートコーヒーから仕入れた指定農園・焙煎方法の豆を、1杯ごとにハンドドリップなどで提供する。「客の感度が高い都心を中心に5年で50店体制を目指す。シアトル系カフェの次の業態を探すデベロッパーからの引き合いが多い」(ロイヤルホールディングスの野々村彰人取締役)。2014年は都内の大型オフィスビルに2店出す計画だ。

写真左:注文を受けてから豆をひき、2分ほどかけて丁寧に1杯ずつハンドドリップ。写真右:同店のコーヒーは豆によって異なるが、良質な酸味が特徴
焼きたてのベーカリーやスイーツも用意
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ミスタードーナツも「サードウエーブ」を意識