2014/1/18

おでかけナビ

飲食店で飲める「プレミアムインスタントコーヒー」の味

ネスカフェ ミラノで使用するコーヒーは、市販されている「レギュラーソリュブルコーヒー」のプレミアム版。これは、微粉砕した焙煎豆をコーヒー抽出液で包み込んでフリーズドライし、従来のインスタントコーヒーより香りやコクを強めたものだ。ネスカフェミラノには他に粉末ミルクとココアが装填されており、全自動で泡立ちの良いラテなどが作れる。

「付加価値の高いミルク系メニューを複数持つことが、街の喫茶店などの生き残りのカギ。ドリンクを数秒で提供できるので、テークアウト需要にも新たに対応できる」と、ネスレ日本ソリュブルコーヒービジネス部の深谷龍彦部長は話す。

気になる味の評価は、「むしろ、以前のレギュラーコーヒーよりおいしくなったという常連客が多く、客の9割以上が注文している」と山方氏。また、味香り戦略研究所の味覚センサーによる分析では、「ネスカフェ ミラノでいれたブレンドコーヒーは、味の主張がやや強めの酸味に表れている。50代以上の喫茶店世代にも受け入れられやすい味だろう」(味香り戦略研究所フェローの菅慎太郎氏)という。

カフェ ネスカフェの展開と同時に、ネスレは地方のスーパーなどが店内に小型カフェを設け、コンビニコーヒーのような集客効果を得るための支援も展開。こちらは、主にカプセルコーヒーマシンの「ネスカフェ ドルチェグスト」を無償で貸し出す方式で、年内に500店以上に増やす計画だ。

秋田県大館市の「いとく大館ショッピングセンター」。ベーカリーの横にネスレのカプセルコーヒーマシンを置き、低価格でコーヒーを販売

秋田県大館市内の「いとく大館ショッピングセンター」は、ベーカリーの横に併設する形でネスレのカフェインショップを設置。ブレンドコーヒーが1杯100円、ラテ系も180円と低価格で提供しており、1日平均50~60杯、週末には100杯以上出る日もある。セブンカフェで1日の平均販売数が約83杯というので、上々の実績。地方スーパーにとってネスレのブランド力を借りられるメリットは大きいはずだ。

今後ネスレは、「人が集まるあらゆる場所をカフェ化していく」(深谷氏)。地方のスーパーやドラッグストア、道の駅など、従来コーヒーを売りにしていなかった“異業種”までも巻き込み、カフェ戦争の台風の目となりそうだ。

ポプラでは2013年10月末までに関西や関東、中四国の300店でネスレの業務用マシンを導入。注文客の3割が女性で、リピート率のアップにもつながっている
注目記事
次のページ
注目の米国発「サードウエーブ」