2014/1/18

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コーヒービジネスの主戦場は「郊外」へ

今後の主戦場となるのが、コメダ珈琲店が先行する郊外や住宅街立地だ。都市部に比べれば出店余地がまだあり、賃料や人件費も抑えられる。

すでにドトール・日レスホールディングスは、フルサービスの「星乃珈琲店」を郊外でも積極的に展開。強みである自社焙煎の豆を使い、1杯ごとにハンドドリップでいれる高付加価値コーヒーを提供している。カフェ・ド・クリエを運営するポッカクリエイトも、「ハンドドリップでいれたコーヒーを出す郊外型店舗を出店する」と言う。そのほか、スターバックスなどの大手も軒並み関心を寄せている。

【急成長】郊外・フルサービス「コメダ珈琲店」

郊外ロードサイドなどで積極的な店舗展開をするフルサービス型の喫茶店チェーン。モーニングサービスや名物スイーツの「シロノワール」、ゆったりとした座席などが特徴で、似た業態を他社が次々に出店。

【異業種】大手スーパー&外食チェーン

いれたてコーヒーの集客効果を見込んで、大手スーパーから外食チェーンまで、さまざまな業態が取り組みを開始。限られた需要を奪い合う混戦に。

イオンの子会社、イオンイーハートが東京のイオン葛西店に2013年5月に初出店した「カフェ コウアン」
すき家では、すでに1000店舗以上でいれたてコーヒーを提供。ホットコーヒーが100円と低価格

コーヒーの味の方向性は微妙に違う

各チェーンが提供するコーヒーの味はどのような傾向か。各店でサンプルを持ち帰り、味香り戦略研究所の味覚センサーを使って分析を試みた。

注目のセブン-イレブンのいれたてコーヒーは、「先味、後味ともに苦みのアクセントに重きが置かれている」(味香り戦略研究所の菅慎太郎氏)という。また、コメダ珈琲店については「喫茶店コーヒーは酸味を重視するケースが多いが、苦みに特徴がある」(菅氏)という。

今回スターバックスは深煎りのコーヒーを選んだため、苦みが突出している。その他は基本的に苦みと酸味のバランスを重視した味というなかでの違いだ。

※上記チャートは味香り戦略研究所調べ。2013年9月上旬に都内近郊でサンプルを収集
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