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今年ヒットする映画を大予測 ジブリ「風立ちぬ」が本命か

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 邦画とアニメが好調で、洋画が不振だった2012年の映画界。2013年の映画界はいったいどういう傾向の映画がヒットし、どんな作品が話題になるだろうか。興行関係者への取材結果をもとに、今年の映画界の動向をシーズンごとに予測し、注目の映画を紹介しよう。

スタジオジブリ巨匠の2作品ほか、夏に話題作が集中

2013年のラインアップの特徴は、「興行的に期待できる話題作が夏に集中していること」(ワーナー・マイカル)。最大の話題作が、スタジオジブリの「風立ちぬ」「かぐや姫の物語」の2本だ。

「風立ちぬ」はスタジオジブリの宮崎駿(はやお)監督の5年ぶりの作品、「かぐや姫の物語」は同じくスタジオジブリの高畑勲監督の実に14年ぶりの作品だ。とりわけ「風立ちぬ」は、「2011年、2012年と出なかった興収100億円超えを期待している」との声が興行関係者の間でも多く、年間ナンバーワンヒットの可能性が高い。

ジャニーズ事務所所属タレントの出演映画の多さも目立つ。主演作は過去最大の13本。2012年は生田斗真主演の映画「僕等がいた」が前編・後編の興収合計で43億円超を記録しており、興行力に期待が高まる。

洋画では2012年同様、アメコミ映画が多い。「ゴーストライダー2」、ザック・スナイダー監督の新スーパーマンなどがあるなか、期待が集まるのが「アイアンマン3」だ。

「前作は興収12億円だったが、昨年公開の『アベンジャーズ』の興収が37億円超。前作の大幅な上積みを見込んでいる」(興行関係者)。また、トム・クルーズ、レオナルド・ディカプリオ、ジョニー・デップら定番スターの作品も数多く公開される。

【年初~春休み】 東宝がサスペンスを連続公開 洋画で期待は「ダイ・ハード」

2013年1月公開作でまず注目されたのが、山田洋次監督の「東京家族」(1月19日公開)。名匠・小津安二郎監督の「東京物語」にオマージュをささげた家族ドラマで、「年配客を中心に興収20億円はいけるのでは」(複数の興行関係者)。

2012年の「ALWAYS 三丁目の夕日'64」など大作を編成し、この時期必ずヒットを出してくる東宝は、サスペンス&ミステリーで固めた。人気ドラマ発の「ストロベリーナイト」(1月26日公開)、江戸川乱歩賞受賞のバイオレンスミステリー小説の映画化「脳男」(2月9日公開)、東野圭吾のミステリー小説の映画化「プラチナデータ」(3月16日公開)。「予告編による観客の連鎖を狙っている」という見方もあった。

2月から公開となっている洋画の大作には「ダイ・ハード/ラスト・デイ」(2月14日公開)がある。「前作の興収39億円は下回るだろうが、30億円は行けるのではないか」と見る関係者が多い。

春休みは、例年、25億~35億円の興収を上げる「ドラえもん」の新作「映画ドラえもん のび太のひみつ道具博物館(ミュージアム)」(3月9日)が一番手と目される。洋画ではファンタジー大作「オズ はじまりの戦い」(3月8日公開)と、ゲームの世界が舞台のCGアニメ「シュガー・ラッシュ」(3月23日公開)がリードしそうだ。

一方、「どの程度ヒットするか予測しづらい」との声が多かったのが、「DRAGON BALL Z 神と神」(3月30日公開)。「テレビアニメの放映終了が1996年。その後、2009年から2011年まで『ドラゴンボール改(かい)』というタイトルでリニューアルしてテレビ放映されたものの、どれくらい熱心なファンがいるのか読みづらい」。配給元の東映では、2012年12月に公開された「ONE PIECE FILM Z」とのコラボチケット(両作品の鑑賞券)を発売したり、上映劇場で予告編を流したりして、ワンピースファンの取り込みを狙っている。

【GW~初夏】 定番「コナン」に続くと期待の有川浩×ジャニーズ「図書館戦争」

ゴールデンウイーク(GW)興行では、毎年、興収30億~40億円を上げている「名探偵コナン」シリーズの新作「名探偵コナン 絶海の探偵(プライベート・アイ)」(4月20日公開)が一番だと、どの映画関係者も予想する。二番手の最有力が「図書館戦争」(4月27日公開)だ。「有川浩の原作はベストセラー。2012年6月に公開されたアニメ映画もヒットした。岡田准一と榮倉奈々のコンビも設定に合っていて好感が持てる」。

「予想外のヒットとなるのでは」との声が多かったのが「藁の楯(わらのたて)」(4月26日公開)だ。「報奨金がかけられた殺人犯をSP(警護官)が護送するという設定が面白いし、SPを大沢たかおと松嶋菜々子、殺人犯を藤原竜也が演じるキャストがいい」(ワーナー・マイカル)。「配給が『るろうに剣心』を大ヒットさせたワーナーなので、勢いを感じる」(TOHOシネマズ)。

アイアンマン3」(4月26日公開)に対する期待も大きい。「今年は洋画アクションの3D映画が多い。これが当たれば、いい流れができる」(ワーナー・マイカル)。同じく洋画アクションの3D映画が「オブリビオン」(5月公開)。トム・クルーズが「宇宙戦争」以来8年ぶりに出演のSF大作だ。

このほか、毎年興収10億~15億円の実績を上げているシリーズ、「クレヨンしんちゃん/バカうまっ!B級グルメサバイバル!!」(4月20日公開)、「仮面ライダー」(タイトル・公開時期未定)が高値安定の見込み。本屋大賞受賞の原作を映画化した「舟を編む」(4月13日)、ブラッド・ピット主演作「ジャッキー・コーガン」(4月26日)なども控える。

初夏興行では、有川浩の原作を「阪急電車」のチームが映画化した「県庁おもてなし課」(5月11日公開)や、前作が興収12億円を上げた「探偵はBARにいる2」(5月11日公開)に期待が集まる。ダークホースは、人気マンガのアニメ映画化「聖☆おにいさん」(5月10日公開)。「数十館と小規模ながら『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』で『聖☆おにいさん』の予告を流し、早くも認知度が高まっている」(TOHOシネマズ)。

洋画ではレオナルド・ディカプリオ主演「華麗なるギャツビー」(6月14日公開)。「ロミオ&ジュリエット」以来のバズ・ラーマン監督とディカプリオのタッグで、往年のディカプリオファンが動くか。

【夏】 東宝配給作品が7本にのぼる ピクサーの人気アニメも登場

夏休みの効果もあって年間で最も高い興収が期待される7~8月は、東宝配給作品が多い。「容疑者Xの献身」から5年ぶりに福山雅治が"ガリレオ"湯川教授にふんする「真夏の方程式」が6月29日から公開されるのを皮切りに、「劇場版ポケットモンスター ベストウイッシュ 神速のゲノセクト」(7月13日公開)、前出のジブリ作品2本、人気小説発の「謎解きはディナーのあとで」(8月3日公開)、ベストセラー小説の映画化「少年H」(8月10日公開)、人気アニメの実写映画化「ガッチャマン」(8月24日公開)と計7本にのぼる。

「東宝作品はヒットの可能性が高く、日ごろのつきあいもあるので、外せない。その分、上映スクリーン数を確保できない洋画が出てくるかもしれない」と言う興業関係者も。

洋画で期待が高いのが3D(3次元)CGアニメの「モンスターズ・ユニバーシティ」(7月公開)。2002年公開で、興収93.7億円を記録した「モンスターズ・インク」の前日譚を描くピクサーの新作。

「『モンスターズ・インク』は、モンスター二人と、モンスターの世界に迷い込んだ女の子の泣ける友情物語が口コミで広がり大ヒットした。今回、女の子は登場しないので前作ほどの興収にはならないと思われるが、夏の洋画ナンバーワンヒットは間違いない」とは大方の意見。

洋画の実写は、ビッグタイトルやスター主演作がラインアップ。スーパーマンが活躍する「マン・オブ・スティール」(夏公開)、ジョニー・デップの西部劇「ローン・レンジャー」(8月公開)、ブラッド・ピットが人類の生き残りをかけてゾンビと戦う「ワールド・ウォーZ」(8月公開)、ウィル・スミスのSFアクション「アフター・アース」(夏公開)など。「2012年は興収30億~40億円の洋画が3本しかなかった。夏から30億円超えの作品が複数出て、興行全体を底上げできれば、前年を上回れると思う」(ワーナー・マイカル)。

【秋~冬】 秋は渡辺謙主演作と三谷監督作品 冬はベストセラー「永遠の0」

秋興行を引っ張りそうなのが邦画2本。クリント・イーストウッド監督のアカデミー作品賞受賞作を、渡辺謙主演で時代劇映画にした「許されざる者」(9月13日公開)と、三谷幸喜監督の新作「清須会議」(11月公開)だ。洋画では「ウルヴァリン:SAMURAI」(9月公開)への期待が大きい。「前作は興収10億円に届かなかったが、今回の舞台は日本。日本人俳優も出演するので、注目度が高まりそう」(関係者)。このほか、「舞子Haaaan!!!」「なくもんか」のチームによるコメディ「謝罪の王様」(9月28日)や、松本潤と上野樹里のラブストーリー「陽だまりの彼女」(10月)、洋画では「スター・トレック イントゥ・ダークネス」(9月公開)などが控えている。

冬季の作品は各社のラインアップがすべて出そろったわけではないが、ベストセラーの映画化「永遠の0」、山本兼一の直木賞受賞作を市川海老蔵、中谷美紀で映画化した「利休にたずねよ」、シリーズ第2弾「ホビット スマウグの荒らし場」、日本の忠臣蔵を題材にしたハリウッド大作「47RONIN」などが公開予定だ。

(日経エンタテインメント! 平島綾子 ライター 相良智弘)

[日経エンタテインメント!2013年2月号の記事を基に再構成]

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