2012/9/19

職場の知恵

なぜなら、彼女たちが社会人デビューした頃、「女性管理職比率を増やす」なんてことは、まだ積極的に言われていませんでした。先日、キャリアカウンセリングにいらっしゃった、40代前半の女性も「まさか自分がこの年まで働いているなんて、若い頃は想像もしていませんでした。きっと、結婚して仕事を辞めて、パートしながら子育てでもしているんだと思ってました」と、一度立ち止まって、働き続けるためのキャリアプランを練り直したい、という目的での相談でした。

モデルケースは社外にいる

リーダーとしての役割を求められている、または、管理職を目指した方がいい、と思っているけれど、うまく描けないと感じた場合、モデルケースを社外に求めることをお勧めします。どうしても、社内だけで考えてしまうと、イメージは膨らまないもの。でも、社外には、活躍している女性リーダーはいますし、まずは、その人たちが何を悩み、どんな意識でリーダーを担っているのか、を知ってみるとよいでしょう。

私は雑誌やウェブの記事で、女性リーダーとして活躍されている方と対談することがあるのですが、対談後、担当編集者と話をしていると、「フランクな方でしたね」「普通の感覚を持っている人ですよね」「いきいき、楽しそう、きらきらしてましたね」「上から目線ではなく、包み込むような人ですね」こんな感想の言葉が出てきます。

そういった感想が出てくる理由には、きっと女性リーダーで注目されている人は、上から目線で、バリバリ働いてます、というのが見えて、すごいなーと思うけれど、近寄りがたい、怖い人なんじゃないか、という固定概念があるんだと思いました。それが、実際にお会いしてみると、まったく違うタイプの人たちばかりなのです。

おそらく、女性リーダー、というと、男性と張り合って、むしろ男性以上に頑張らないと認めてもらえない、そんな勝手なイメージを持っているのかもしれません。

女性リーダーの形は、時代と共に変化しているのを感じます。それはきっと、女性らしさを失わず、かといって男性にこびるのではなく、女性である自身の強みを知って、それをうまく発揮している人が、今の時代に合う、リーダー像なのかもしれません。