「1週間先の予報は当たらない」は本当か

秋の行楽シーズン。週間予報を気にする人が増える時期です。この週間予報、みなさんはどれくらい信じていますか。

気象庁では平成13年度から「気象情報の満足度」調査を行っています。少し前のデータですが、平成18年に発表された『気象庁業務評価レポート』によると、週間予報に対する満足度の点数は63.9点(平成17年度)。「満足=100点」「まあ満足=67点」「やや不満足=33点」「不満足=0点」という指標で計算されていますから、「まあ満足」にも至っていない状況のようです。一方、同じデータの「当日・明日の予報」については69.1点と「まあ満足」を越えています。6ポイントほどの差ですが、やはり週間予報の満足度は今日明日の予報よりも低いようです。「先々の予報はどうせ当たらない」と信用しない人が多いのでしょう。

一方で、気象庁は週間予報の信頼度向上へさまざまな工夫を凝らしています。その1つ目が週間予報の「信頼度」の公表です。

実は、天気予報は日を追って精度が鈍るのではなく、当てやすい日と当てにくい日があるのです。予想される気圧配置によって天気が決まりますから、絶対に低気圧が来ると予想される日や絶対に高気圧に覆われると予想される日は、先々の天気でもその予報は信頼に足る情報になります。一方、その間にある移り変わりの日が難しいのです。

そこで、気象庁のホームページでは、「降水の有無の精度も含めた予報の確からしさ」を示す3段階のランクを週間予報とともに掲示しています。ランク分けは、晴れや雨といった天気を決める気圧配置がどれだけ正確に予想されているかによります。Aランクなら時間が経っても予報は変わらない、Cランクだと前日に変わる可能性がある、というイメージです。先々の予報でもAランクなら安心、Cランクなら前日まで要確認ということになるわけです。

例えば、水曜日に低気圧が近づいて、金曜日には高気圧に覆われる場合、水曜は「雨」、金曜は「晴れ」、木曜が「微妙」になります。木曜は、雨雲が通過するのが早ければ晴れるし、遅ければ雨だし…と予報が悩ましいところ。この場合、「木曜より金曜の予報の方が当たりやすい=高いランクの信頼度」といえます。ですから、木曜日より先の金曜の予報の方が外れやすいとは限らないのです。

気象庁ホームページより(一部加工)