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働き方・学び方
集まれ!ほっとエイジ

2012/9/21

集まれ!ほっとエイジ

「この会社にしかいられない」「この会社に居続けないと生きていけない」というのと、「ほかに選択肢もあるのだけれども、この会社に居続けることがいいと思うから居続ける」というのとでは、意気込みとかヤル気とかが全然違ってくると思うんです。多くの人は、これからも同じ会社で長く働き続けるんだと思います。けれどもいざとなれば、どこかに行けるというルートをもっと作っておくことで、気分が楽になって、より意欲をもって働ける。こういう社会を実現させたいと思っています。

年功賃金は見直し必要

――40歳定年制の考え方は年功賃金の見直しにもつながるのではないでしょうか。

柳川 そういう方向に行かざるを得ないし、行くと思います。定年が変わることによって年功賃金の見直しも進むし、多様な働き方の人がいろんな形で入ってくるとすると、年齢だけで差をつけるのは難しくなってきます。今とは違った給料、働き方になってくると思います。

――そうなると長く会社にいても、メリットがなくなるので『40歳定年制』と言わなくても、転職する動機は自然に高まりませんか。

柳川 年功賃金制が崩れて、能力主義的な働き方になり、しかも、いろんな雇用パターンが出てくれば、それで『40歳定年制』の狙いは十分実現できます。むしろそういう世界を経済学者は言い続けてきたのですが、なかなか実現しませんでした。必要な教育も施されなかったという反省を踏まえて、突破口をどこかに作りたいと思って打ち出したアイデアが「40歳定年制」なんです。

(ラジオNIKKEIプロデューサー 相川浩之)

[ラジオNIKKEI「集まれ!ほっとエイジ」9月10日、17日放送の番組を基に再構成]

「集まれ!ほっとエイジ」(ベネッセスタイルケア、野村證券提供)は、変化を恐れない果敢なシニアたち=ほっとエイジが、超高齢社会をどう生き抜くか、を考えるラジオNIKKEIの番組(http://www.radionikkei.jp/hot-age/)。月曜日が、ライフワークに生涯を捧げることを提案する「目指せ!生涯現役」。火曜日が、学校では教えてくれない親の介護、マネープラン、人生90年時代の人生設計を学べる「シニア予備校」。水曜日が、介護サービスを検証するとともに、どんなシニア向けビジネスに可能性があるのかを探る「シニアビジネス研究所」。木曜日が、どうすれば幸せな長寿社会を生きられるかを考える「理想の長寿社会を語ろう」。バックナンバーはネットで聴くことができます。キャスターは相川浩之、町亞聖(月~水)、大宮杜喜子(木)。
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