仲が良いけれど成績が悪いチーム、どうすればいい

良かれと思ってやっているのに、頑張っているのに、うまくいかない。いったいどうすればいいのか? アクションラーニングソリューションズの斉藤秀樹氏が3回にわたってアドバイスをします。1回目は仲がいいけど成果が上がらないチームで、どうすればいいかについて考えてみます。

【相談】

私は入社以来、上司・先輩に恵まれてきました。特に私が新人だったときの上司は、常に紳士的で、私が何か失敗をしても声を荒らげることなく、丁寧にフォローをしてくれていました。あこがれる存在でした。
その思いは、チームを任されるようになった今も変わりません。会議では常に、全員が同じくらい発言できるよう、時間配分にも気を使っています。職場の雰囲気をいい状態に保ちたい。彼らにこの会社を好きになってもらいたい。そう思ってきたのですが、先日、ショッキングなことを上司に言われました。
私のチームは、同じ部にあるどのチームよりも、成績が悪いというのです。隣のチームに比べると、成果は3分の1以下だとまで言われました。しかし、隣のチームといえば、メンバー同士の対立が激しく、また、リーダーにも物議を醸す言動が多く見られます。今は定かではありませんが、少なくとも、かつてはそうでした。仲の良いチームのパフォーマンスが、仲の悪いチームを下回るということが信じられません。私は仲の良いチームで仕事をしていきたいのですが、どうしたらいいのでしょうか。

チーム内で波風が立つことを恐れる、表面的には平和主義なリーダーは、チームの成長を阻害する元凶です。残念ながらこのチームは、このままではいいパフォーマンスを上げられません。

なぜなら、チームが、成果を出せるまでに成長しきれていないからです。チームの成長には、4つの段階があります。(図1

まず、第1段階は形成期(フォーミング)です。どんなチームも、まずはここからスタートします。この時期のメンバーは、お互いに気を使っています。様子を見ています。言われたことには粛々と取り組みますが、誰も本音を話そうとはしません。建前論とか、事なかれ主義という言葉がふさわしいチームです。

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