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情報盗難に詐欺…脅威増すウイルス、スマホどう守る?

2013/2/26

“小さなコンピューター”、スマートフォン(スマホ)がすさまじい勢いで普及している。「もう、スマホなしの生活は考えられない」というユーザーの声も多いが、便利さ故の代償があることも忘れてはならない。スマホには個人情報など大切な情報が保存されているが、そうした情報を危険にさらすさまざまな脅威が存在するのだ。代表的なものが、情報を盗むウイルス(悪質なアプリ)である。大切な情報を失ってからでは遅すぎる。脅威を正しく認識し、適切な対策を施すことが急務になっている。

スマホの普及が著しい。調査会社のMM総研によれば、スマホの出荷台数は2011年度に急増。従来型の携帯電話の出荷台数を上回り、2340万台に達した(図1)。

独立行政法人の情報処理推進機構(IPA)が2012年10月に実施した調査では、スマホの利用率は31.9%(図2)。2011年10月の調査では18.6%だったので、ユーザー数も着実に増加している。

図1 スマホと携帯電話の総出荷台数および総出荷台数に占めるスマホ出荷台数比率の推移。2012年度以降は予測値(MM総研が2012年3月に発表したデータを基に日経パソコン編集部が作成)
図2 2012年10月および2011年10月に調査したスマホの利用率(上)と年代別の利用率(下)(情報処理推進機構(IPA)が実施した調査の結果を基に日経パソコン編集部が作成。有効回答数は、2012年10月の調査が5000件、2011年10月の調査が5240件)

年代別の利用率では、20代のおよそ半数がスマホを利用していると答えた。10代と30代の利用率も、それぞれ45.4%および38.2%で比較的高かった。

図3 スマホに保存されている情報の例。大切な個人情報が大量に保存されている。位置情報や通話履歴といった、パソコンに保存されていないような情報も含まれる

■個人情報の「詰め合わせ」

ユーザー数が増えているのは、スマホが便利であるためにほかならない。実際、スマホはパソコンよりも多機能といえる。

多機能であるがゆえに、スマホには重要な個人情報が蓄積されていく(図3)。例えば、パソコンと同じように、Webの閲覧履歴やWebサービスのユーザー情報、送受信したメールなどが保存されている。

通話機能があることで、通話履歴や友人・知人の電話番号も蓄積される。カメラ代わりに使われるので、写真や動画も保存される。ほとんどのスマホは大容量なので、数百枚の写真が保存されていることも少なくない。まさに、「個人情報の詰め合わせ」といえる機器だ。

■5割以上がウイルス感染に不安

図4 スマホに保存されている情報を危険にさらす脅威の例。「ウイルス(悪質なアプリ)」と「紛失・盗難」が大きな脅威となっている

その個人情報を危険にさらす脅威が存在する。その一つがウイルスだ(図4)。ここでは、ユーザーの意図しない動作をする悪質なアプリ(ソフト)全般をウイルスと呼ぶ。

スマホは、従来型の携帯電話よりも高性能で、パソコンと同じようにさまざまなアプリを動かせる。だが、動作するのは有用なアプリだけではない。悪質なアプリ、すなわちウイルスも動作可能だ。スマホがウイルスに感染すると、個人情報を外部に送信されて盗まれたり、機器を乗っ取られたりする恐れがある。

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