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相互利用対応の交通系ICカード 都市圏別「使い分け術」

2013/5/30

首都圏のSuicaやPASMO、関西圏のICOCA、中京圏のTOICAなど、全国各地で展開する10種類の交通系ICカードの相互利用が2013年3月にスタートした。交通系ICカードは乗車券として使えるだけでなく、「駅ナカ」や「街ナカ」の小売店、飲食店などで電子マネーとして支払いにも利用できる。全国の主要都市圏別に、交通系ICカードの賢い「使い分け術」を探った。

【首都圏】 基本的にSuicaで十分、私鉄中心ならPASMOも一考

首都圏での乗車や買い物の場合、ビューカード(タイプ1[注])でチャージしたモバイルSuica(スイカ)を利用すれば用途を問わず1.5%還元を確保でき、十分にメリットを得られる。

タイプ1のビューカードでSuicaにチャージすれば、用途を問わず1.5%還元のメリットを享受できる。モバイルSuicaを年会費無料で使えるのも便利だ。買い物で付くSuicaポイントは、自動券売機やモバイルSuicaでSuicaに交換が可能。えきねっとでは、新幹線や特急列車の指定席予約、レンタカー予約などで、えきねっとポイントが得られる

ビューアルッテのATMが生活圏にあるなら、Suica一体型のビューカードでもOK。ビューサンクスポイントとSuicaの交換はATMで可能だ。チャージはATM利用の他に、オートチャージにする手もある。

私鉄系のPASMO(パスモ)は、クレジットカードでのチャージがオートチャージに限られ、これに対応する各鉄道事業者のカードの還元率は最大1%と、0.5%ほどの他のカードより高い。

ただし、乗車ポイント(東京メトロや小田急電鉄などが採用)がある特定路線を集中的に使ったり、定期券を載せたりする場合でなければ、SuicaよりもPASMOをメインの交通系ICカードに選ぶ理由は少ないといえる。

■駅ナカ、街ナカの利用でポイント獲得

仕事やプライベートで特定の私鉄路線を頻繁に使う人であれば、その交通事業者のクレジットカードと連係するPASMOを使うとメリットがある。東急のカードはPASMOチャージの還元率が1%と他社の一般的なカードより高く、定期券購入や買い物などでのポイント獲得機会もある。東京メトロのカードは乗車ポイントが多いのが魅力だ

首都圏在住・在勤のSuica利用者は、Suicaポイントクラブへの登録も必須だ。一部のSuica加盟店での買い物でSuicaポイントが得られる。例えば駅ナカの売店や飲食店、商業施設、街ナカのコンビニや書店など、対象店舗で支払いに使うと0.5~1%のポイントが付く。

また、JR東日本のサイト「えきねっと」では新幹線や特急列車の指定席予約などでポイントが得られ、ビューサンクスポイントやSuicaポイントに移行が可能。併用すると得だ。

PASMOは、プライベートや仕事などで特定の交通機関を頻繁に使う場合にメリットが生じることがある。

[注]タイプ1のビューカードは「ビュー・スイカ」カード各種、ビックカメラSuicaカード、ルミネカード、JALカードSuicaなど。その他のANA VISA SuicaカードやYahoo! JAPANカードSuica、イオンSuicaカード、銀行系提携カードなどはタイプ2に分類される。

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