質問の技術
【Point! オープンクエスチョンが◎】
→相手の答えが「はい・いいえ」で終わらない質問を工夫して、会話を広げよう
【Point! オープンクエスチョンが◎】
→相手の答えが「はい・いいえ」で終わらない質問を工夫して、会話を広げよう
相手が話しやすい状態をつくるには、質問の仕方にも工夫したい。「連休は休めましたか?」と聞くと、「はい」「そうですね」で会話が止まってしまう。反対に「連休はどう過ごされたのですか?」と尋ねれば、「友達と旅行に行ったんですよ」など会話が広がる。
「返事が『はい、いいえ』で終わる質問をクローズドクエスチョンといいます。そうではないものが、オープンクエスチョン。話を聴くときは相手が自由に話を広げられる、後者を意識して質問をしましょう」
オープンクエスチョンの例
A(聴き手)「休日は何をしているのですか?」
B(話し手)「そうですね。家でのんびりしていることが多いです」
A 「のんびりできるっていいですよね。例えば、どんなことをされているのですか?」
B 「大したことはしていないですけれど、DVDを見たりとか」
A 「へえ、どんなものをよく見るんです?」
B 「ドキュメンタリーものが好きなんですよ」
A 「私も好きです。何かオススメのものってありますか?」
B 「そうですね~」(と会話がつづく)
B(話し手)「そうですね。家でのんびりしていることが多いです」
A 「のんびりできるっていいですよね。例えば、どんなことをされているのですか?」
B 「大したことはしていないですけれど、DVDを見たりとか」
A 「へえ、どんなものをよく見るんです?」
B 「ドキュメンタリーものが好きなんですよ」
A 「私も好きです。何かオススメのものってありますか?」
B 「そうですね~」(と会話がつづく)
この人に聞きました
菊本裕三さん
聞き上手倶楽部代表。元ヘアスタイリスト。ヘアスタイリスト時代から人の話を聴くことの重要性を感じ、「傾聴」の勉強を開始。06年独立。電話で話を聴くサービス「聞き上手倶楽部」を設立。著書『相手が思わず心を開く“聞く技術”』(アスペクト)がある。
菊本裕三さん
聞き上手倶楽部代表。元ヘアスタイリスト。ヘアスタイリスト時代から人の話を聴くことの重要性を感じ、「傾聴」の勉強を開始。06年独立。電話で話を聴くサービス「聞き上手倶楽部」を設立。著書『相手が思わず心を開く“聞く技術”』(アスペクト)がある。
(日経ウーマン 田中祥子)
[日経WOMAN2011年6月号の記事を基に再構成]