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急拡大中のメガ共感型メディア“ニコニコ動画”とは 日経エンタテインメント!

2012/4/23

 映像そのものに加えて、他者がその動画をどう楽しんでいるかを共有し、盛り上がる――それは「昔の街頭テレビを思わせる」(夏野剛ドワンゴ取締役)。サービス開始からわずか5年で、20代を中心に若者の間で急速に拡大する“ニコニコ動画(略称・ニコ動)”。その人気の秘密とは?

■累計740万超の投稿動画、毎日数万番組を生放送

 将来の夢を聞くと、迷わず「“歌い手”さん!(自分が歌う動画をニコ動に投稿する人)」と答える中学生たち。都内勤務の某OLは、「東電の記者会見をニコ動でチェックするのが日課」と言う──最近ふとした会話で「ニコニコ動画(通称ニコ動)」の名を聞く機会が増えていると感じないだろうか?

 ニコ動のサービス開始は2006年12月。たった5年で登録者数2600万人を突破、国民の5人に1人が利用する人気サイトに成長した。売上高は、3年間で5.5倍増の100億円(2011年度)。うち7割が月額525円のプレミアム会員の会費収入だ。従来、無料が当たり前だった動画の世界に会費制を持ち込み、有料会員数は160万人に迫る勢い。まだ「ニコ動を知らない」人も多い一方で、影響力は確実に増大している。

図 20代を中心に“国民的”人気サイトに  数値は2012年2月末時点

 YouTubeやUSTREAMと違い、動画再生中に閲覧者が書き込んだコメントが画面の右から左に流れるように表示されるのがニコ動の特徴。この「ユーザー参加型」が1日に平均滞在時間101分という中毒性を生み、新しい映像文化とマーケットを切り開いた。ニコ動ユーザーが育てたバーチャルアイドル「初音ミク」は、米トヨタやGoogleのテレビCMにも起用されるなど世界的な広がりを見せている。

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