もうiPhoneに負けない 機能充実、夏に買う最新スマホ
従来型の携帯電話からスマホへの移行が進んでいる。「2013年度中に普及率は5割を超える見通し」(KDDIの田中孝司社長)という。先進ユーザーだけでなく一般層の利用拡大をにらんだ、夏のボーナス商戦向けのスマホ新製品が出そろった。
各種調査によると、世界のスマホ市場ではAndroid(アンドロイド)搭載機の普及が拡大しており、シェアは7~8割に達している。しかし、日本では米アップルの「iPhone」の人気が依然として高く、シェアは4割弱を維持している。iPhoneは洗練された操作性やデザイン、アプリの豊富さなどが強みだが、ここ1~2年はAndroid搭載機も見劣りしない状況になってきた。
今回の夏モデルで特に改善が進んだのは、液晶画面が大きく高精細になったことだ(図1)。画面サイズは4.5~5型が主流となり、3社合わせて8製品が1920×1080ドット(フルHD)の解像度に対応した。「スマホの利用が進むにつれ、平均的なユーザーが求める画面サイズが大きくなってきている」(NTTドコモの丸山誠治プロダクト部長)。
地上デジタル放送の受信機能を搭載
解像度はHDでもかなり高精細だが、フルHDとの差にこだわるユーザーもいる。いずれにしても、「これが識別の限界」(丸山氏)と見られており、解像度を重視するユーザーでも買って後悔しないタイミングになったといえる。また、レコーダー機器にあるフルHDの録画データを解像度を変換することなく、スマホに移せるメリットもある。
フルHD対応機の中では、ドコモの1製品、ソフトバンクモバイルの2製品が、フルセグメントの地上デジタル放送の受信機能を備えた(図2)。ワンセグより高精細な半面、受信エリアはワンセグより狭い。フルセグを受信できない場合は、ワンセグの受信に切り替わる。
電池が3日持つモデルも
2013年の夏モデルでは電池の持ちも良くなった。春モデルは実際の利用で電池が1~2日持つ状況だったが、NTTドコモは「夏モデル全製品で2日持つように改善した」と...
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