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50年間トップ維持 バーモントカレーの新しさ

2013/6/23

▼こぼれ話(3) リンゴは割れていなかった!!
パッケージに印刷されているリンゴとハチミツ。リンゴは発売当初は割れていなかった。現在の割れたリンゴにハチミツがかかるロゴが採用されたのは09年から。テレビCMで使われているイメージを表現した。黄色い箱に赤の斜めラインも発売当初から変わらないパッケージデザインだが、97年のリニューアルの際、イメージカラーの黄色を表面からなくした。さらに赤字に白抜きの「バーモントカレー」を斜めから、並行な横線に変更したことがあった。赤い斜め線はしばらくして復活、現在まで続いている。
「バーモントカレー」の主な歴史
1963年
(昭和38年)
「バーモントカレー」発売
1966年
(昭和41年)
240グラム(12皿分)の大箱発売
1972年
(昭和47年)
「辛口」発売
1983年
(昭和58年)
「中辛」発売
1989年
(平成元年)
製造ラインを見直し、新製法に
1997年
(平成9年)
コクの再現
2003年
(平成15年)
幼児用の「バーモントカレーキッズ」発売
2005年
(平成17年)
中国で「百夢多カレー」発売
2006年
(平成18年)
「プライムバーモントカレー」発売。カロリー25%オフ
2012年
(平成24年)
「プライム」改良しカロリー50%オフに
2013年
(平成25年)
発売50周年

バーモントは新しい手法を取り込んで成長してきたブランドでもある。例えば食品で初めて中のトレーにポリカーボネートを使った。製造年月日だけの記載が一般的だった88年に賞味期限表示を印字した。今でこそ普通に使われている「中辛」もバーモントが初めて使った言葉だ。ちなみに中辛は発売3年で売れ行きトップになり、現在も「中辛」→「甘口」→「辛口」の順で売れているという。

■子供にカレー作り体験

バーモントは13年3月末までで690億食売り上げ、今年中に700億食を超えるのは確実とみられる。定番商品をこれからどう売っていくのか。「ブランドとお客さんのつながりを重視したプロモーションを続けていきたい」(福森さん)。その一つが96年から始まった「はじめてクッキング」。幼稚園や保育所の子供たちがカレー作りを体験する活動で、昨年まで延べ495万人の子どもたちが参加した。最初に食べたカレーの印象は強い。「カレーならバーモント」とイメージづける戦略だ。

浦上社長は「お客様に置いていかれないように、お客様の期待を裏切らないように変化についていく。(バーモントは)当社のフラッグシップなので大事にしていきたい」と言葉に力を込める。3世代、4世代にわたり食べられてきたバーモントがこれからどんな変化を遂げるのだろうか。(村野孝直)

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