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50年間トップ維持 バーモントカレーの新しさ

2013/6/23

こぼれ話(1) ヒデキ、カンゲキ!
テレビCMにはいしだあゆみさんやイチロー選手など、その時代時代のスターが登場した。中高年の人の記憶に残っているのが歌手の西城秀樹さんだろう。1973年から85年まで約12年間出演。軽快なコマーシャルソングと「ヒデキ、カンゲキ!」などの流行語も生んだ。現在のCMタレントはアイドルグループの「Hey!Say!JUMP」。

66年に1箱240グラム(12皿分)の大箱を発売した。大量に調理し、翌日まで食べられる。一晩おくと、おいしくなる。しばらくは献立に悩まなくてすむ。主婦の支持を受け、さらに売上高が伸びた。

商品も消費者とともに成長していく。72年に「辛口」を発売。登場から6年たち、甘口で育った世代が成長するライフサイクルに合わせた。辛口といっても辛みが際立たないようにタマネギの甘みを少し抑える一方、うま味とスパイシー感を強化した。83年には甘口と辛口両方の特徴を「いいとこ取り」した「中辛」を発売した。乳製品などでクリーミーなまろやか風味を加えた。

現在(右)と発売当初のバーモントカレー。現在のほうが色が濃い

■バランスに腐心

97年の改良はコクの再現に重点を置く。前の年にハウスが発売した「こくまろカレー」のヒットを受け、コクを求める消費者の嗜好に対応した。バーモントの場合、単純にコクを高めるのではなく、まろやかでフルーティーな香りを残すよう工夫した。色目もやや濃くなった。ただ、色と味には相関性があり、あまり色を濃くしすぎると、消費者が見た目とバーモントのさわやかな味にギャップを感じてしまう。このバランスに腐心したという。

2006年には健康志向に対応し「プライムバーモントカレー」を発売した。バーモントの持つ味の特徴を守って、カロリーを50%オフ(発売当時は25%オフ)にした。単純に油脂を減らすとコクや香りに影響、なかでもスパイスの香りが浮き出てくる。バーモントの場合、スパイスの香りで子供が食べづらくなる。そこで味をととのえるための油脂は減らさず、ルーを固めるための油脂の量を見直した。今年のリニューアルは甘口では辛みを少し抑え、全体で塩味の感じ方を低減させた。

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