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御茶ノ水大改造、日立本社跡地に「ソラシティ」オープン 「ワテラス」は下町活性化の起爆剤目指す

2013/4/20

本郷通りから見た御茶ノ水ソラシティ(左)とワテラスタワー棟(写真:日経アーキテクチュア)
御茶ノ水ソラシティの位置。南側にワテラスが隣接する(提供:大成建設)

東京・御茶ノ水の近辺で建設中だった2つの大規模複合施設が4月12日、同時に開業を迎えた。旧・日立本社ビルを建て替えた「御茶ノ水ソラシティ」と旧・千代田区立淡路小学校跡地を中心に整備した「ワテラス」だ。隣接しながらも対照的な2つのビッグプロジェクトが竣工したことで、街に新たな人の流れも生じている。

御茶ノ水ソラシティは御茶ノ水の新しいランドマークだ。東京メトロ新御茶ノ水駅と地下で直結して、JR御茶ノ水駅聖橋口の斜向かいに位置する。新しい技術を数多く盛り込んだ先進的な建物だ。

一方のワテラスは神田淡路町の新たな核となる施設。東京メトロ淡路町駅に程近く、空洞化した都心の下町を再活性化する起爆剤として期待が集まる。地元の住民や企業が中心となって街づくりに取り組むなど、地域に根ざした施設を目指す。

性格の異なる2つの複合施設は、背中合わせに隣接する。敷地は道路で隔てられているものの、新たに整備した跨道橋と連絡通路で直結。台地の上下をバリアフリーで移動できる新たなルートであり、供用を始めたばかりだが利用者が増えている。

以下、2つの施設を見てみよう。

南東上空から見たワテラス(中央)と御茶ノ水ソラシティ(その奥)。2013年2月18日に撮影(写真:大成建設)
JR御茶ノ水駅越しに見た御茶ノ水ソラシティ(左)とワテラスタワー棟(その右)。中央は1981年に竣工した新御茶ノ水ビルディング(写真:日経アーキテクチュア)

■新御茶ノ水駅直結のソラシティ

御茶ノ水ソラシティはオフィス、教育関連施設、商業施設などからなる延べ面積約10万2000平方メートルの複合施設だ。地下2階、地上23階建てで高さは約110m。日立本社ビルが建っていた敷地約9500平方メートルを再開発した。地下1階に店舗、1~2階に会議場、3~5階に大学などの教育関連施設、6~23階にオフィスを設けた。

公開空地のの地下1階「ソラシティプラザ」を見る。背後にニコライ堂、その背後に三井住友海上駿河台ビル新館が見える(写真:日経アーキテクチュア)
新御茶ノ水駅との接続部分。改札を新設して直接つなげたほか、駅の通路ともつなげた。ソラシティと反対側の新御茶ノ水ビルディング(サンクレール御茶ノ水)方面に行けるようにしてある
刷新した新御茶ノ水駅のB2出口。かつて存在した出口をつくり替えた形だ

地下と地上を合わせた約4400平方メートルを公開空地にして歩行者に開放する。地上部分は聖橋交差点側に3000平方メートルを確保。緑を感じられる空間にした。地下部分は約1400平方メートルのサンクンガーデンになっており、広場を囲むように15の店舗が並ぶ。東京メトロ新御茶ノ水駅と直結する。

事業主は大成建設、ヒューリック、安田不動産、大成有楽不動産の4社が出資するSPC(特定目的会社)だ。設計と施工を大成建設が、監理を久米設計が担った。

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