『セックスと嘘…』の監督最後の劇場映画~「サイド・エフェクト」女子による女子のための映画・DVDガイド

「サイド・エフェクト」 9月6日(金)より、TOHOシネマズみゆき座他全国ロードショー (C) 2012 Happy Pill Productions. 配給:プレシディオ 公式サイト:http://www.side-effects.jp

80年代の終わりに見た映画で、ものすごく強い印象を受けた作品があります。それは、スティーヴン・ソダーバーグ監督の「セックスと嘘とビデオテープ」。当時の私にとって、タイトルからして衝撃的だったこの映画を、26歳という若さで撮ったソダーバーグ。彼はこの長編デビュー作で、カンヌ国際映画祭で最高賞のパルムドールを最年少で受賞しました。すごい監督が出てきたな、という思いもあり、本作は私の心に深く刻まれました。

その後、ソダーバーグは「トラフィック」でアカデミー賞監督賞に輝き、「オーシャンズ11」シリーズなど華やかなエンターテインメント作から、当連載でも紹介した「マジック・マイク」のような青春ストーリー、「チェ 28歳の革命」「チェ 39歳 別れの手紙」といった2部作の伝記ドラマまで、型にはまらない、さまざまな作品を生み出してきました。

そんなソダーバーグが、「最後の劇場映画」だと公言する作品が公開されました。

タイトルの「サイド・エフェクト」とは、薬の副作用を意味しています。本作は、この“副作用”をキーワードに、予想もつかない展開が巻き起こる、ヒッチコック風の心理サスペンスです。

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