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人工甘味料、甘く見ると砂糖より怖い? 肥満、糖尿病の要因に

2014/4/23

「糖質は健康のために控えるべきだ」という話を聞いて、「これからはコーラやビールは、カロリーゼロと表示のあるものを選ぼう」と思った人、それは文字通り“甘い”考えだ。砂糖の代わりに使われる人工甘味料は、もっと怖いということが分かってきた。

昨今の健康志向を反映し、最近はビールやゼリーなどにも「カロリーゼロ」と表示される商品が増えてきた。でも、もしそこに使われる人工甘味料が、肥満や糖尿病、はたまた鬱(うつ)病の原因になるとしたら…。

アメリカ・ハーバード大学歯科医学校で、食事や遺伝子と病気に関する基礎研究を進めている大西睦子さんは、「人工甘味料が肥満を悪化させたり、鬱病などの精神疾患も引き起こしたりするといった研究報告が、世界中で後を絶たないのが現状です」と言う。

今回、話を伺った医師の大西睦子さん

■人工甘味料が味覚障害や依存症を引き起こす

日本とアメリカで認可されている人工甘味料はサッカリン、スクラロース、アスパルテーム、アセスルファムカリウム、ネオテームの5種類。すべて、異なる化学合成で作られ、ダイエット飲料をはじめ、ガム、アイスクリーム、ヨーグルトなどに幅広く使われている。

「一番古いサッカリンでも135年程度の歴史しかありません。それ以外の甘味料が登場したのは、主に2000年以降。砂糖の数百倍も甘くて安く大量製造できるため、人体への影響が未知数のまま、一気に広がってしまったのです」(大西さん)

例えば、アスパルテームの甘さは砂糖の160~220倍。急激に使用が広がるスクラロースは600倍。最も新しいネオテームは約7000~1万3000倍。そこまで甘くする必要があるのか…と疑問を感じるが、「人工甘味料が恐ろしいのは、“味覚障害”を引き起こすこと。カロリーがないから安心して取り続けると、強い甘さに慣らされて味覚が鈍り、果物などの自然の甘さでは物足りなくなってしまうのが、砂糖よりも恐ろしいところです」と大西さん。加えて、中毒性の高さも指摘する。

「人工甘味料の甘さが、ドーパミンなどの神経伝達物質や、神経の快楽中枢に影響し、中毒を招くことが分かってきました。2007年にフランスで行われた、マウスを使ったサッカリンの実験では、サッカリンはコカイン以上に中毒性が高いことが明らかになりました。ほかの人工甘味料にも、同様の強い中毒性があると考えられます」(大西さん)

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