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太ってなくても脂肪だらけの体、ダイエットが引き金に

2013/11/3

「サルコペニア肥満」をご存じだろうか。サルコペニア=筋肉減少と、肥満=体脂肪増加が重なって起きる状態で、生活習慣病や寝たきりになるリスクが非常に高まることが分かってきた。筋肉の減少は30代から始まっている。特に、食事を制限するダイエットが要注意だ。
筋肉は加齢と共に減るため、サルコペニア肥満も年齢が上がるほど増える。早い人は40歳代で発症。70歳代では通常の肥満より多い。グラフは女性のデータ(データ、写真:すべて久野教授提供)

体重を減らしたいと思ったとき、たいていの人はまず食事の量を減らすことを考えるだろう。でも、ちょっと待って。減食一辺倒のダイエットは、たとえ体重が減っても、将来の病気のリスクを高める可能性がある。

筑波大学大学院人間総合科学研究科の久野譜也教授は「食事制限中心のダイエットは、体脂肪だけでなく筋肉量も減らしてしまう」と指摘する。筋肉が減ると、体内の代謝機能が低下するため、糖尿病や高脂血症といったメタボ系疾患のリスクが高まるのだ。

筋肉量が病的に減った状態を「サルコペニア」という。代謝機能だけでなく、寝たきりや転倒骨折などを起こすリスクも高くなる病態として、近年、注目が集まっている。

サルコペニア(筋肉減少)と肥満(体脂肪増加)が同時に起きることで、高血圧、高脂質症、糖尿病などメタボ系疾患と運動機能低下のリスクが非常に高まる

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