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百貨店系高級スーパーがディスカウント店に Pマートの実力

2012/8/18

■陳列の工夫で作業を効率化し、低コスト運営を徹底

単品アイテムを大量陳列するのがディスカウントストアの特徴

薄利多売のディスカウントストアとはいえ、同店では3~5%の営業利益率をめざしている。仕入れ方法の工夫により原価を抑えたとしても、旧来店舗のままの態勢やオペレーションでは利益は出ない。販売管理費をいかに削減するかは、低コスト経営の根幹にかかわってくる。

そこで、従業員を29人に減らし、人件費を約2割削減。陳列の工夫などで作業の効率化を図り、従来より少ない人員で売り上げを伸ばす仕組みを整えた。パート従業員を有効活用する態勢づくりも行っている。

物流用コンテナのままケース台に並べ、品出しの手間と時間を削減する

例えば、売り場にないはずの物流用コンテナや品出し用カート、梱包用段ボールが什器代りに使われている。さらに、通常はバックヤードで保管される在庫が棚什器の上に置いたまま。入荷時の状態のまま島陳列したり、ショーケースに定番商品を大量陳列したりなど、大丸ピーコックではあまり見かけない光景だ。店頭在庫の大半を売り場で管理することで、品出しの時間を短縮化している。単品の大量陳列は商品のボリューム感を演出することにもつながるという。

店出し用で使用するカートを通路に放置したままなのかと思ったが、これも作業の効率化の一環。カートが通れる幅はきちんと確保している。通路が広いので邪魔には感じない
棚什器の上も活用し、店頭在庫の大半を売り場で管理している

広告宣伝費を削減するために、広告宣伝費を削減するために4色カラーのチラシを止め、配布回数も減らした

当然、広告宣伝費も削減している。集客の手段となるチラシの配布回数を月2回に減らし、ポイントカードも廃止。広告宣伝費は以前の半分以下に抑えられている。ほかにも、2カ所の冷蔵庫を1カ所に集約したほか、売り場の天井照明を一部消灯するなど低コスト運営を徹底する。この結果、対売上高営業利益率は3%台に達した。さらにコスト削減を図り、「最終的には5%まで高めるのが、今後の目標」(同)という。

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