旅行・レジャー

こだわりOFF

やっぱり「家めしこそ最高のごちそう」だ 【特別対談】冨田ただすけ×佐々木俊尚

2014/6/26

■だしと米にだけはこだわる

「道具にはこだわりませんが、だしには手を抜きません」と冨田さん

【冨】 毎日家めしを作っている佐々木さん流のコツってありますか。

【佐】 ネットで調べたレシピを参考にもしますが、自分の頭でロジカルにメニューを考えるのも好きなんです。例えば、中華料理店で食べる酢豚に入っているパイナップル、好きですか。

【冨】 (苦笑)

【佐】 今イチだと思っている人が多いのに、なぜ酢豚にパイナップルが入っているのか。おいしくない要素を考えることから独自にレシピのアップデートを試みるんです。

【冨】 佐々木さんらしい。

【佐】 酢豚の場合の結論は、缶詰のパイナップルがまずいのではないかと。中国の酢豚の作り方を調べると、豚肉を揚げて黒酢、砂糖、オイスターソースであえているだけ。ならばそれに生のパイナップルを入れたらどうか、などと考えていく。完成した酢豚は友人から「酢豚2.0」と命名されました(笑)。

料理の世界の常識でも、不必要だと思ったらどんどん省くのもコツ。例えば、僕がパスタをゆでるときに塩は入れません。だって後から調味するのに不要でしょう。週末だけ気合を入れて作る「男の料理」と違って毎日の家めしは、面倒な手順があると絶対に続かない。

【冨】 逆に、これだけは手を抜かないということは何ですか。

【佐】 だしですね。昆布とかつおぶしで取っています。冨田さんは。

【冨】 僕も全く同じ。だしです。きちんと取った天然だしの味は、脂の乗ったおいしい肉にも負けない満足感や幸福感を与えてくれます。

【編集部】 だしを取るかつおぶしにこだわりはありますか。

【冨】 スーパーなどで売っているごく普通のものですよ。実は、削り器で削っていたこともありましたが、1週間で挫折しました(笑)。

【佐】 あまりこだわりすぎないのが現代の「家めし」ですからね。ほかにこだわっているのは、玄米を買って家で精米して炊くこと。

【冨】 精米したての米で炊くと、ごはんの味ががらっと変わりますね。ご自宅に精米機があるんですか。

【佐】 小さい精米機ですけれど、十分使えますよ。健康のために普段は5分づきにしています。

旅行・レジャー 新着記事

ALL CHANNEL