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検索履歴なぜバレる 便利なアカウントの「裏事情」 ネット怪現象の真実(上)

2014/7/2

日経パソコン

パソコンやネットを利用すると、ユーザーが気付かぬうちに、複数の機器やサービスが勝手につながり、個人情報や各種データをやり取りしていることがある。この“怪現象”の原因は、アカウントにある。パソコンやSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)のアカウントの実態を解明し、対処法を2回にわたって紹介する。

パソコンやスマートフォン(スマホ)を使っていると、時々、予期しない情報が表示されて驚かされることがある。「なぜこんな情報まで表示されるのか」「いつの間に個人情報を知られたのだろう」といった不安や疑問を感じた経験もあるのではないだろうか(図1)。

図1 パソコンやスマホで、ユーザーが気付かぬうちにさまざまなデータが同期・共有されるようになってきた。便利な半面、個人的な情報が思わぬ使われ方をすることに、不安を感じるという声もある
図2 アカウントを作成すると、登録したユーザーIDやパスワ-ドだけでなく、さまざまな情報が関連付けられる。ユーザーの利便性向上や、サービス強化のためだ

原因は、SNSや通販サイトを利用する際に作成したアカウントにある。アカウントとは、「Googleアカウント」「Microsoftアカウント」「Apple ID」「Facebookアカウント」といった、サービスやアプリを利用する際に作成する登録情報のこと。多くのユーザーはアカウントを、自宅のパソコンだけでなく、携帯用のパソコンやスマホなどにも設定し、複数の機器でサービスを利用するようになってきた。

このアカウントに基づいて、ユーザーに関するデータや履歴が、気付かぬうちに同期されている。サービス事業者は、サービスをより便利にするため、または商品をアピールするために、こうした仕組みを提供している。

つまりアカウントを軸に、機器やサービスがつながっているのだ。

■情報は勝手に蓄積される

今やアカウントには、自分が登録したメールアドレスや住所だけでなく、さまざまな情報が蓄積され、管理されている(図2)。ユーザーが使っている機器やソフトウエアの情報、Webサイトの閲覧履歴や検索履歴、位置情報などがそうだ。

しかしユーザーの多くは、こうした情報を事業者がどのように取得し、管理しているのかについて知らない。アカウント作成時に同意する「利用規約」や、サービス事業者が公開する「プライバシーポリシー」には記載されていることもあるが、それらを確認しているユーザーはほとんどいない。

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