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2014年の注目株 次世代を担う大型女性アイドルは誰か

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2013年6月にAKB48グループが「AKB48スーパーフェスティバル」を日産スタジアムで開催。続く8月には、ももいろクローバーZ(ももクロ)が同じく日産スタジアムでワンマンライブを行った。日本最大級のライブ会場に、相次いでグループアイドルが登場したことで、2013年はブームがひとつの頂点を、極めた年となったと言えるだろう。

AKB48がブレイクした頃は、「アイドルブームではなくAKB48ブーム」と指摘する向きも多かった。しかしその後、ももクロが続いたことで、裾野が大きく広がり、本格的にアイドルシーンは活性化した。

その活況は現在でも継続。既にアイドルファンには人気があり、今後AKB48やももクロに続いて、一般層まで人気を広げる可能性を持つ「ネクストメジャー・アイドル」が次々に名乗りを上げている。

例えば、AKB48の姉妹グループであるSKE48は、2014年の2月にナゴヤドームで単独公演を行う。また、AKB48の「公式ライバル」である乃木坂46は、2013年10月に代々木第一体育館でライブを開催。さらにももクロの「妹分」である私立恵比寿中学(エビ中)も、2013年12月にさいたまスーパーアリーナで公演を行った。どちらも1公演で1万人以上を動員した。

そこで今回、グループアイドルのネクストメジャーを分析。幾つか浮かび上がったチェックポイントの中から、注目すべき3つの動向について解説する。

【チェック1】マストチェックは「ももクロの妹分」
外さない強さの秘密は、個性的なマネジャーへの権限委譲

アイドルブームの頂点に位置していると言える、ももいろクローバーZ。彼女たちが所属する、スターダストプロモーション芸能3部からは、妹分と呼べるグループが続々と登場している。

2012年は、2009年に結成した私立恵比寿中学、名古屋を拠点に活動しているチームしゃちほこの2組がメジャーデビュー。2013年は、大阪が拠点のたこやきレインボーと、湘南で活動するKAGAJO☆4Sがインディーズデビューを果たした。

ファミリーよりも独立志向のスターダスト

一見、ももクロファミリーが増殖しているように見える。しかし、スターダスト勢はAKB48グループやハロー!プロジェクトのように、合同でイベントを開催するのは非常にまれだ。

ライブの演出面などでも差別化が目立つ。例えば、現時点でネクストメジャーの最有力候補と言えるエビ中は、ライブを「学芸会」と呼ぶ。全力感が魅力のももクロとは対照的だ。

「ももクロはお姉さんであり『怪物』でもあるので無視するわけにはいかないが、同じことをやってもつまらない」とエビ中の「校長」としてファンにも親しまれているマネジャーの藤井ユーイチ氏は話す。

また、ももクロのライブは、意外なゲストが来ることが多いのも面白さのひとつだが、「理想は何十年も存続していくこと。そのため、ステージはメンバーだけで成立させたい」(藤井氏)とエビ中は消極的だ。

メンバー増減の可能性を示唆しているのも、「永遠に中学生」というコンセプトを持つエビ中のみ。同じ事務所ながら各グループの活動方針は大きく違うのだ。

こうした各グループの活動内容や方針を担当マネジャーに一任しているのが、スターダスト勢の特徴だ。「ももクロやチームしゃちほこのマネジャーは、事務所では隣や正面のデスクに座っているが、何をやっているかはよく知らない」と藤井氏は笑う。

その自由度の高さから出る独自性が、「何か面白いことをやるのはスターダストのアイドル」との共通認識をファンに与えることに成功している。その結果、ももクロのファンが、エビ中やチームしゃちほこも同時に応援する例は少なくない。妹分であることの強みにつながっている。

【チェック2】いまウケているのは「ガチ本音アイドル」
男性遍歴、いじめ、引きこもり…事件も過去も隠さないことが共感に

女性アイドルといえばフリフリした衣装を着て清純派っぽい曲を歌い、トークでも私生活を感じさせない「お人形」というのは、今や大昔の話。最近は、内輪もめをネタにしたり当然のように男性遍歴を語るBiS(ビス)や、いじめや引きこもり体験を歌うでんぱ組.inc、はたまた「ハロプロをクビになったメンバーで結成」がコンセプトのアップアップガールズ(仮)など、自分の思いや過去の体験を包み隠さずぶっちゃける「本音アイドル」が増えている。

「汚れ系」ではない、これが新タイプの「カワイイ」

だからといって、スキャンダラスな話題性で注目を集めようとする、いわゆる「汚れ系」というわけでもない。こうしたアイドルたちは、むしろ本音で話す態度が誠実だとして支持され、人気を拡大しているのだ。アイドリング!!!の菊地亜美のように、かつてなら隠したかったはずの本音トークを売りにして人気となり、告白本まで刊行する者もいるほどだ。

この流れを生んだのは、やはりAKB48。「シングル選抜総選挙」などでメンバー同士が互いに競い合う姿は、人気争いなどに興味のないそぶりをしていた過去のアイドルたちとは違い新鮮だった。彼女たちがテレビなどを通じて「もっと人気者になりたい」という本音を見せつけたことで、人々が本音アイドルを受け入れる下地が作られていったのだ。

AKB48の登場以降、アイドルは多人数のグループで売り出されることが増え、メンバーを認知させるためにも、おのおのの個性が重視されるようになった。その結果、リーダーやムードメーカー、サポート役のように、それぞれのメンバーに役割が生まれ、今ではファンもその人間関係から生まれるドラマを楽しむことが多い。

その代表的な例が、ももいろクローバーZ。ももクロは、メンバーを色分けしてキャラクターを演出、その上でグループ全体が紅白歌合戦などの大きな目標に向かって成長していく。このキャラと物語性がファンを楽しませているのだ。

だが冒頭にあげた本音アイドルは、それ以上にあけすけな本音をぶっちゃける。いわばポストAKB48、ポストももクロの次世代アイドルだ。清純派アイドルにはない、個性あふれるメンバーのストーリーを好むようになった観客にとって、本音アイドルの私生活や悩みは等身大の少女のものとして、リアルで共感できる。

ネガティブな部分までさらけ出してしまうところも、むしろ裏表のない純粋さを感じさせるし、そんな女の子が必死に頑張ってアイドルという職業をこなし、夢に向かっていく姿がいじらしく、感動を呼ぶというわけだ。

言ってみれば本音アイドルは、単に「見た目がかわいい」という以上に「かわいい」部分を持った存在として、人気を集めているのだ。

AKB48やももクロはある程度それをキャラ作りや演出力で生み出しているが、本音アイドルの場合は全く無防備な「素」の本音であるところが新しい。昔なら、こういうリアルな成り上がり物語を体現していたのはインディーズなどの新人ロックバンドだった。しかし、最近ではアイドルの方が本音を語る真摯さと破天荒さを兼ね備え、大きな夢を目指す様を見せてくれるエンタテインメント性の高い存在になっている。

実際、彼女たちはステージでロックバンド以上にアグレッシブなパフォーマンスを見せることも珍しくないし、ロックフェスにも多くのグループが参戦している。今後ますます勢力を拡大し、ブレイクが見込まれるであろう本音アイドルたち。2014年は活躍を目撃する機会も増えるはずだ。

【チェック3】AKB48の先物買いは「14期生」
新ユニット結成、正規メンバー昇格と勢いに乗る

これまでにもAKB48の研究生が、先物買い志向のファンからひそかに注目されることは珍しくなく、島崎遥香らも早くから固定ファンがいた。とは言え、それはあくまでも、一部のファンだけが知る存在にすぎなかった。

しかし、ここに来て、研究生が即戦力の「次世代エース候補」として強く推され、表舞台に立つようになった。2013年6月に研究生による日本武道館コンサートが開催されたのに続き、研究生ユニット「てんとうむChu!」が結成され、ファンが急増している。

なかでも人気を集めるのがAKB48の14期生である小嶋真子、岡田奈々、西野未姫(みき)の3人だ。

冠番組でもメイン級に

「こじまこ」の愛称で知られる小嶋はアイドル性の高さで注目を集める。AKB48研究生の武道館公演で唯一ソロ曲を歌ったほか、「てんとうむChu!」でもセンターを務める。

岡田は正統派美少女系のルックスで人気。冠番組「AKBINGO!」の「No.1同期は?絆運動会」では12~14期生を代表して選手宣誓を行った。

西野は明るいキャラクターとアクティブなダンスが持ち味だ。日産スタジアムで行われた「AKB48スーパーフェスティバル」の第1部コンサートでは、グループ研究生103人が歌う「ヘビーローテション」でセンターを務め、存在感を見せた。

3人は、2013年8月に正規メンバー昇格と新しく生まれる「チーム4」への所属が発表された。劇場でも活躍の機会が増えて、さらに知名度が上昇していきそうだ。

(ライター さやわか、高倉文紀、日経エンタテインメント! 上原太郎)

[日経エンタテインメント! 2013年12月号の記事を基に再構成]

日経エンタテインメント! ネクストメジャー・アイドルSpecial (日経BPムック)

編集:日経エンタテインメント!
出版:日経BP社
発売日:2013年11月29日(金)
価格:980円(税込み)

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