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オンナの働き人生 「結婚してひと休み」はNG 深田晶恵の目指せ! マネー美人

2012/5/18

出産後の数年間は子育てに専念し、その後働こうとすると、選択肢は少なくパート勤務になるでしょう。パートの時給は驚くほど低く、長い間上がっていない! その背景にあるのは、専業主婦優遇の税制や社会保険制度。現状では扶養の範囲内で働くのがトクなので、たくさん払いたくない企業とパート主婦の思惑が一致して、長い間時給は据え置かれたままです。

でも、パートの社会保険適用拡大検討のニュースから分かるように、パートを取り巻く環境にも変化の兆しが。主婦優遇の税制や社会保険制度が見直されると、現在扶養の範囲内に収めるために年収100万円くらいで働く主婦が、収入アップを考えるはず。割のいい仕事は競争率が高く、時給は上がらないままだと、正社員並みに長時間働いて年収は150万円くらい、なんて状況も。戦略的に正社員のいすを確保しないと。

もちろん、自分の体調や家族の事情も考慮しなくてはいけない時期もあります。男性と違って、女性の働き人生は分かれ道がいっぱい。そんなとき、辞めた後の「ちょっと先の状況」を知っておき、分かれ道の選択をするといいですね。自分の気持ちを尊重することも忘れずに。

~オンナの働き人生 分かれ道の進み方~

【結婚】 転職するなら、結婚前に済ませてしまう
【出産】 妊娠・出産で辞めない。産休、育休をしっかりとる
【育児休業明け】 社内外のワーキングママから情報をもらって、乗り切り方を学ぶ。ひとりで抱え込まない
【親の介護】 介護状態の確率がぐっと高まるのは80代半ばから。今から心配しない。仕事を辞める選択肢は持たない
深田晶恵(ふかた・あきえ)
ファイナンシャルプランナー(CFP・1級FP技能士)。株式会社生活設計塾クルー取締役。外資系電機メーカー勤務を経て、1996年にFPに転身。現在は、特定の金融商品を販売しない独立系FP会社生活設計塾クルーのメンバーとしてコンサルティング業務を行うほか、雑誌等の原稿執筆、講演などを手がける。最新刊『「投資で失敗したくない」と思ったら、まず読む本』(ダイヤモンド社)。その他『30代で知っておきたい「お金」の習慣~99%が知らずにソンしている85のこと』(ダイヤモンド社)、『災害時 絶対に知っておくべき「お金」と「保険」の知識』(共著)、『住宅ローンはこうして借りなさい・改訂3版(ダイヤモンド社)』、『女子必読!幸せになるお金のバイブル』(日本経済新聞出版社)など著書多数。ブログ『お金のおけいこ』http://blog.akie-fukata.com/ ツイッターアカウント[akiefukata]

[日経WOMAN2012年6月号の記事を基に再構成]

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