抜け出るのは誰だ? 次世代ヒロイン決戦芸能プロダクション研究(3)日経エンタテインメント!

例えばアミューズは、17歳から20歳の世代の人材が手薄だ。その上に当たる世代で上野樹里仲里依紗吉高由里子という3人の人気女優がいるので急いですぐ下を育てなくてもいいという側面がありそうだが、さらに下の世代となる15歳の三吉彩花らをどう育てていくのか、注目される。

オスカープロモーションは、上戸彩以降、少し世代が開いたが、20歳以下に、剛力彩芽忽那汐里武井咲と各世代に注目株が育ってきており好調だ。

研音は榮倉奈々志田未来成海璃子など、ほかの芸能プロや児童劇団から有望な女優を移籍させ、主演級に育ててきたが、最近は川口春奈杉咲花と生え抜きの若手がうまく育っている。

23歳以下の各世代で女優の成長が目覚ましいのが、堀北真希桐谷美玲桜庭ななみを擁するスウィートパワー、戸田恵梨香福田麻由子がいるフラーム、新垣結衣川島海荷がいるレプロエンタテインメントだろう。

スターダストプロモーションは、いずれの世代でも主演級の女優を育ててきた。25歳の北川景子以下、20~23歳の層も厚く、最近では本田翼がCMをきっかけに話題を集めている。今後の課題は18歳以下の育成だ。

音楽系事務所からも台頭

木村カエラ西野カナも所属するソニー・ミュージックアーティスツは、従来は音楽系プロダクションのイメージが強かった。だが、自社で主催したオーディションで発掘した倉科カナがNHK朝ドラのヒロインに選ばれて人気を得てからは、テレビ局や映画界とのパイプも強化されて、各世代で若手女優が育ってきた。一人の女優の成長が発端となって、女優の層が厚いプロダクションに変化することができる好例だ。

テンカラットは、田中麗奈香里奈以来の大物感を秘めた若手として、三根梓(みねあずさ)に注目。同社は女優・タレントを手がけるマネジメント事業部に加えて、2011年に芸能プロダクションのアプレと俳優をマネジメントするアプレ事業部を立ち上げ、高良健吾らが移籍してきた。三根の初主演となる映画「シグナル~月曜日のルカ~」には高良も出演している。今後は、女優の育成にもより力を入れていくだろう。

佐々木希を相次いで送り出したのは、少数先鋭のトップコート。次の期待株として同社が押す上間美緒に要注目だ。

ヒラタオフィスは、宮崎あおい多部未華子が日本映画を代表する女優となり、映画に強いプロダクションという印象がある。最近は目立った若手がやや少なく、今年2本の出演映画が公開される松岡茉優に期待したい。

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