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こだわりOFF

ハッカの町はよみがえる 北見(下) 誇りの地 巡礼 日経おとなのOFF

2010/9/17

ハッカ蒸留小屋の蒸留釜。仁頃はっか公園で収穫したハッカを使い、年5、6回蒸留実演をする。樽に葉を入れ、上に3、4人が乗って足で踏み固める。1回に300kg強の葉を蒸し、約10kgの取卸油が採れる
ハッカ御殿の隣にある資料館にも蒸留釜が展示されている
信田直哉さん  2009年からハッカを栽培する。「親の世代に話を聞きながら手探りで栽培しています」

現在は、かつての一大産地である仁頃地区の「仁頃はっか公園」で、地元住民で結成した「仁頃香りの会」がハッカ畑を作っている。「僕が5歳くらいのころまでは、10月のハッカ蒸しの時期はこの地域中にハッカのにおいがあふれていました」。会員の一人で、農家の信田直哉さんはこう話す。父親の代までハッカを栽培していたという信田さんは、昨年から自分の畑の一部でも栽培を始めた。

「栽培は大変ではありますが、祭りの文化を子ども世代に伝えるように、ハッカ文化を伝えていきたい」と信田さんはほほ笑む。

ハッカの葉が風にそよぎ、爽快な香りがこの地に再び満ちる日も案外遠くないのかもしれない。

北見田園空間情報センター ハッカ蒸留小屋  
北見市仁頃町291-1 電話0157・33・2877
入館/無料 開館/9~17時 休館/月曜、年末年始

(ライター 小林浩子)

[日経おとなのOFF2010年7月号の記事を基に再構成]

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