方針は小3秋までに決めて 中学受験のスケジュール

中学受験は親と子の長い道のり。どの時期にどんなことが起こり、何に注意すべきか。全体像を知っておこう。日経キッズプラスがプロ家庭教師で名門指導会代表の西村則康さんと教育ジャーナリストの中曽根陽子さんに聞いた。

3年生の秋までに方針を決めておく

「中学受験をするなら、塾のカリキュラムがスタートする新4年生から入塾すべき。一番無理なく学習を進めることができます」と話すのは、名門指導会代表の西村則康さん。

中学入試が2月に行われるため、塾のワンクールは2月から翌年1月まで。つまり塾の「新4年生」になるのは3年生の2月だ。1月には入塾テストが始まり、「その準備に2~3カ月欲しい」(西村さん)ことを考えると、実質的な受験準備開始は3年の秋と意外に早い。受験するかしないかの方針も、この時期までには決めておきたいところだ。

入塾後は、猛スピードで先取り学習が行われ、「5年生の段階で受験に必要な知識はほぼ習得」(西村さん)。入試までの1年間は、総合問題や複合問題に取り組むことになる。

「受験の天王山というと夏休みを思い浮かべるかもしれませんが、大きな山は、6年生の夏休み前。6~7月に行われる塾のテストで基準成績をクリアし、秋からの『志望校別対策講座』の受講資格を得ておくことが欠かせません」。

学校説明会は6年生になってからでは遅すぎる

一方、受験勉強と同時に進めておかなくてはならないのが学校選びだ。教育ジャーナリストの中曽根陽子さんは「私学の良さは、それぞれの学校が独自の教育理念を掲げ、実践していること。わが子にぴったりの学校を探すためには、学校説明会や学校行事に、親子で足を運ぶことが大切です」と話す。

学校説明会も学校行事も毎年行われているが、6年生になってからでは遅すぎる。というのも6年生は、土曜日、日曜日が塾の授業や模擬試験で埋まってしまうため、本人を連れていくことができないからだ。

注目記事
次のページ
4年生のうちにいろんなタイプの学校を見せておく