これからの働き方を読み解く6つのキーワード

正社員・終身雇用が中心だった働き方の形が変化しています。定年まで一つの会社で働き続ける「従来の典型的なワークスタイル」が劇的に変化する今は、自分らしい働き方を問い直す絶好のチャンス。自分らしい道をどう選べばいいのか? これからの働き方を6つのキーワードを軸に考えます。

自分の強みを意識的に磨いていこう

「これまでは“安定的なもの”だったはずの雇用が、社会構造の変化でそうともいえなくなってきました」と話すのはリクルートワークス研究所主任研究員の石原直子さん。モノやサービスが飽和状態になり、容易には売れない時代。グローバル化が進みビジネス環境が厳しさを増すなか、これからの働き方を読み解くキーワードが、後に紹介する6つ。

「大きいのは、オートメーション化やインターネットを介した“クラウドソーシング”などの技術革新でしょう。クラウドは英語で“群衆”の意味で、インターネットを介して不特定多数の人に業務を委託することを指します」と話すのはソーシャル・デザインの長沼博之さんだ。「機械や人件費の安い海外に仕事を任せる流れができるので、日本人にとってはこれまでと同じ仕事で、同じ給料を維持することが難しくなります」

変化が激しい世の中においては、「ラクに会社にしがみついて生きようとすることこそが最大のリスク」と石原さん。「必要とされる社員」であり続けるために、強みやスキルを意識的に磨いていくことが必要だ。「ただ、社員全員の雇用を保証する難しさを感じている企業の側も、優秀な人材には長く働いてほしいという気持ちが強い」(石原さん)。前向きに仕事に取り組み、成果を積み上げていくことが、仕事不安の解消につながる。

会社以外の場所を見つけるのもポイント

新しい時代の働き方として長沼さんが注目するのが、「パラレルキャリア」。本業以外の仕事やボランティアなど複数の肩書きを並行して持つ働き方だ。「収入の安定化を目指したり、より自分のやりたいことに取り組んだりすることで、働くモチベーションを維持できます」

会社勤めをしながら資格を生かして週末起業をしたり、収入の確保と夢の両立のためダブルワークをしたり。新しい働き方を選ぶ人は着実に増えている。

一つの会社で定年まで働くスタイルが転換期を迎える今は、自分らしい働き方を問い直す絶好の機会でもある。なりたい自分をイメージしながら、これからの働き方を考えてみよう。

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