PCの遅い・重いを解消 すぐ使える5つの無料ソフト

図17 1つのファイルが分散して記録されているのを、連続した場所に並べ替えることで読み書きを高速化する

パソコンに負担をかけずにHDDを最適化

HDDの読み書き速度が低下する原因の1つが断片化[注4]。それを解決するのがデフラグ(最適化)だ(図17)。

「スマートデフラグ2」はHDDを最適化するフリーソフト。ウィンドウズ標準のデフラグ機能よりすぐれた点がいくつもあり、使わない手はない(図18図19)。

[左]図18 サイトの「無料版ダウンロード」をクリック。ダウンロードしたファイルを右クリックし「すべて展開」を選び解凍。「sd-setup」を実行するとインストールが始まる [右]図19 インストールの途中に別のフリーソフトをインストールするか確認する画面が開く。インストールしないときは「スキップ」をクリック。言語の選択画面が表示されるので日本語を選び「スタート」を押す

最適化するときは、HDDの断片化状況をチャートとレポートで表示してくれるので、状況がひと目でわかる(図20)。また、ウィンドウズは週1回の割合で自動的にデフラグを実行するのに対し、スマートデフラグ2はパソコンを操作していない合間を見計らってこまめに最適化を行ってくれる(図21)。パソコンの操作を再開するなど、CPUの使用率が上がると最適化を中止するので、ほかの作業に影響を与えることがない。

[左]図20 最適化したいドライブにチェックを付けて(図中の〔1〕)、「分析」をクリック(同〔2〕)。分析が終了すると断片化率など診断結果が表示される(同〔3〕)。「推奨する処理」をクリックすると(ここでは「デフラグと高速最適化」)、最適化が開始する(同〔4〕) [右上]図21 標準ではCドライブのみ「自動デフラグ」が有効になっている。他のドライブでも有効にするには、ドライブを選択して(図中の〔1〕)、「自動デフラグ」タブで「有効化」をクリック(同〔2〕〔3〕) [右下]図22 通常は整理できないシステム関連のファイルもデフラグを行うことも可能だ。ドライブを選んで(図中の〔1〕)、「ブートタイムデフラグ」タブから(同〔2〕)、「有効化」(同〔3〕)をクリックし、3カ所のセッティングにチェックを付けておく(同〔4〕)。次回から週1回の割合でパソコン起動時に自動実行される

2011年のバージョンアップでは「ブートタイムデフラグ」機能が追加された。ウィンドウズの動作中には並べ替えができないシステムファイルを、起動時、ウィンドウズの画面に切り替わる前に最適化を実行してくれる(図22)。こちらも一度設定すると次回からは定期的に自動実行するので、システムファイルの断片化を防ぐことが可能だ。

[注4]HDDの代わりにSSD(ソリッドステートドライブ)を内蔵するパソコンの場合、断片化で大きく速度が低下することはない。反対に最適化によって寿命を縮めることがあるので注意しよう。
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