次なるキーワードは「復活」
2012年にディズニーがルーカス・フィルムを買収したことで、スピルバーグ監督、ルーカス総指揮で歴代36位などを記録した『インディ・ジョーンズ』シリーズの新作を配給する権利も取得している。『スター・ウォーズ』『インディ・ジョーンズ』と、「ルーカス、スピルバーグ作品の復活」も、2015年以降のキーワードになりそう。
1980年代もルーカス、スピルバーグ時代は続き、ベスト10のうち、7本が2人による監督またはプロデュース作品に。8位の『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(ロバート・ゼメキス監督、製作総指揮スピルバーグ)で主演したマイケル・J・フォックスが2013年、13年ぶりにテレビドラマで俳優に復帰し、人気が再燃中だ。

1990年代の1位は『タイタニック』で、ジェームズ・キャメロン監督が一躍ヒットメーカーに。2000年代の1位も同監督の『アバター』。『アバター』の大ヒットがなければ、以降のアメコミなどの娯楽大作で3Dの同時上映が標準になることはなかっただろう。