身近になる「4K映像」 パソコン再生の必須条件

“次世代のテレビ”として、2012年ごろから注目されてきた「4Kテレビ」。最近はテレビだけでなく、4K映像を撮影できるビデオカメラも続々と登場している。このほか、4K撮影機能を備えたデジタルカメラやスマートフォン(スマホ)、パソコン用の4Kディスプレーが登場している。中には10万円を切る製品もある(図1)。

図1 ビデオカメラだけでなく、レンズ交換式カメラ、スマホ、ウエアラブルカメラも4Kに対応し始めている。高級機は毎秒60枚の映像が撮れる「60p」にも対応しているが、まだ「30p」が一般的だ

しかし、パソコンでの4K映像再生は意外にハードルが高い。ここで必要条件をおさらいしよう。

データ量は毎秒10Gビット超

4Kは、現在のフルHD(1920×1080ドット)の4倍の解像度(3840×2160ドット)を持つ。つまり、データ量がフルHDの4倍にもなるため、再生の難度がはるかに高い。

一般的な、毎秒約30コマ・プログレッシブ方式(30p)映像の場合、単純計算すると毎秒6.0G~7.5Gビット。これから始まる4K放送と同じ、毎秒60コマ(60p)の場合は毎秒11.9G~14.9Gビットにもなる(図2)。

図2 4K映像のデータ量はフルHDの4倍。1ドット30ビットでデータを全く圧縮しない場合、単純計算で1秒当たり7.5G~14.9Gビットになる。HDMIなどでは1ドット当たり36ビットの色深度も想定されている

これをパソコンで再生するには、ディスプレーとグラフィックス機能の2つに十分な能力が必要になる(図3)。

図3 4K映像を楽しむには、4Kディスプレーまたは4Kテレビとパソコンが必要だ。ただし、4Kの解像度があっても、DisplayPort 1.2を搭載していない場合はケーブル1本で60pの映像を再生できない。HDMI 2.0はまだ一部のテレビにしか搭載されていない。パソコン側ではグラフィックス機能の2D描画とビデオ再生性能が重要になる
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