事務職女子が収入アップする方法、教えます

日経WOMAN誌が実施した読者アンケートによると、事務職の読者の平均年収(手取り、以下同)は約258万円、平均月収は約18万円。全体の平均(年収308万円、月収22万円)より2割弱低めの水準だ。事務は読者の4人に1人が携わる仕事だけに、なかなか厳しい現実だ。

「定型的なアシスタント業務がメインの事務職は、給料のベースが低く、仕事を評価されるのも難しい」と人材育成コンサルタントの高村祐規子さんは言う。

さらに詳しく事務職の中で仕事別に比較してみると、年収が高かったのが営業事務と貿易事務、次いで一般事務、医療事務の順。さらに同じ職種でも、正社員と非正規社員では収入に大きな差があった(下囲み参照)。

この結果を踏まえると、営業事務か貿易事務に正社員として転職すれば収入アップできそうだが、「業務内容を問わず事務職の正社員の求人は減っていて、欠員補充の緊急的な募集がほとんどの状態」(インテリジェンス)。では収入アップするにはどうしたらいい? 高村さんによると、道は2つ。「スキルを磨き組織に必要とされる事務のスペシャリストになるか、ほかの職種を狙うか」だ。

事務職として収入アップしたいなら、「PCスキルと英語力は必須。仕事に主体性をもって取り組むことも重要」(下参照)。 脱・事務を目指す場合は、「営業事務なら営業など、今の業務と関連が深い職種が基本」。目指す職種が見つからないなら経理分野の事務経験を積むといい、と高村さん。「経理はどこの会社でも必要かつ重要で身に付くスキルも幅広く深い。国際会計基準の導入も追い風。簿記と英語を勉強し、決算の経験を積めば転職のチャンスも広がってきます」

いずれの道を目指すにしてもまずは、今の仕事で実績を積み、次につながるスキルを身に付けること。「仕事は自分で広げるもの、という意識で主体的に取り組むことが大切です」(高村さん)。

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