ゼロカロリー、糖質ゼロ 「太らない甘さ」の秘密日経ヘルス

Q シュガーレスとカロリーゼロって?

A 砂糖など「糖類」を使わないのが「シュガーレス」。代わりにキシリトールやスクラロースなどを使用する。いずれも虫歯の原因菌が餌にできないため、虫歯になりにくい。キャンディやガムに多い表現。一方、「カロリーゼロ」と呼ばれるものには、体内で代謝されずエネルギー源にならない甘味料(エリスリトールなど)か、カロリーはあるが非常に甘いため使用量が微量ですむ甘味料が使われている。

Q なぜ砂糖でない甘味料は後味が残ると感じることがあるの?

A 人の味覚は砂糖(ショ糖)の甘さを「おいしい甘さ」と感じる。代替甘味料ではその甘さの感じ(甘みの強さや、甘みの口の中への残り方)が砂糖と違うため、違和感を感じる人もいるのだ。そこで、複数の甘味料を組み合わせることで、砂糖に似た甘みを感じられるように、食品メーカーは工夫している。

Q 低カロリー甘味料でお菓子は作れる?

A 答えは「物によっては作れる」。砂糖は甘さに加えて、しっとり仕上げるなどの効果も持つので、焼き菓子などでは思ったような仕上がりにならないことも。低カロリー甘味料専用のレシピがメーカーのサイトなどで参照できる。

Q どうして甘味料でお腹がゆるくなる?

A 小腸で吸収されずに大腸に届く甘味料は、大腸の「水分を吸収する」という働きを邪魔するため、便が柔らかくなることがある。オリゴ糖、糖アルコール全般、甘草などが該当。ただし糖アルコールの中でもエリスリトールは小腸からの吸収が90%と多いため、ほかの糖アルコールよりお腹がゆるくなりにくい。

アドバイザー

大西睦子さん
医師。ハーバード大学研究員。東京女子医科大学卒。国立がんセンター、東京大学を経て2007年4月からボストンに。老化や肥満の研究などで論文多数。「動物実験ではカロリーゼロの甘味料の摂取で食欲が増進するという研究報告もあります」

(日経ヘルス 大屋奈緒子)

[日経ヘルス2013年2月号の記事を基に再構成]

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