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天気のなぞ

桜の次は梅雨がスタート 今から「熱中症対策」を 気象予報士 伊藤みゆき

2014/5/17

日経ウーマンオンライン

南北の季節感の差が大きくなる時期となりました。北海道では桜前線のゴール、沖縄では雨の季節がスタート、そして九州から本州では真夏日の登場です。

気象台が観測する桜の開花は、5月12日の釧路が最後でした(ソメイヨシノの代替でエゾヤマザクラが標本木)。

3月18日に高知でスタートしてから約2カ月、桜前線がたどり着いた日の釧路の最高気温は19度5分……釧路としては7月下旬並みの暑さでした。釧路では開花から2日で満開となり、今春の気象台によるサクラの観測はすべて終わったことになります。

東北や北海道は4月の日照時間が観測史上最も長くなったので、桜前線も順調に北上。ちょうど大型連休中に青森・弘前や函館・五稜郭の桜も見ごろを迎え、青い空に満開の桜が映えました。

4月の日照時間平年比。東北や北海道は平年の1.5倍くらいのところも多く「最も太陽が顔を出した4月」といえる(気象庁HPより)
弘前城と桜。今年は連休前半の好天と高温で、一気に満開になった。改修工事前の桜を一目見ようと多くの人が訪れた。4月27日撮影

一方、南では「梅雨前線」が姿を見せました。沖縄の梅雨入りは5月5日で平年より4日早く、奄美地方の梅雨入りは平年と同じ5月11日でした。

沖縄が連休中や連休前に梅雨に入ったのは2011年(4月30日)以来です。その前は2005年(5月2日)と2004年(5月5日)なので、近年では早い方といえそうです。今年は、梅雨入りと同時に前線の活動が活発で、5月5日には石垣島で「50年に1度の大雨」と気象台が発表して警戒を呼び掛けたほどです。

5月5日朝の雨雲レーダー。石垣島付近に発達した雨雲がかかり続け、画面では島の位置がわかりにくくなってしまっている。気象台で1時間に93.5ミリの猛烈な雨を観測した(気象庁HPより)

沖縄や奄美が梅雨に入ると、九州や四国、本州にも、それまでより一段暖かく湿った空気が流れ込みやすくなります。

この時期から晴れた日には「熱中症」にも注意が必要になってきます。

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