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急増する「農園付き住宅」、人気の秘密 女ゴコロとエコの謎 牛窪恵

2011/10/19

都会でも野菜作りや農作業体験が楽しめる、農園付きの共同住宅が話題だ。2011年7月には、東京のど真ん中、元麻布に農園が付いたシェアハウス「元麻布農園レジデンス」がオープン。都心で暮らしながらも、「エコなスローライフを送りたい」という女性から注目を集めている。

女ゴコロを引き付ける農園付き共同住宅の魅力とは何だろうか?

そこには「エコ」にまつわる思いが隠れていた。

豊富な農作業講座で初心者を取り込む

元麻布農園の住人専用の「住人菜園」
元麻布農園レジデンスのコミュニティラウンジ。普段は住人の憩いの場だが、農作業後の交流会でイベント、セミナーなどが開催されることも

「元麻布農園レジデンス」は、地下鉄の麻布十番駅から徒歩10分の所にある。全17戸の賃料は9万9000~14万2000円。コミュニティラウンジやキッチンなどの共有スペースもおしゃれで充実しているが、なんと言っても、この物件の特徴は農園が併設されていること。住民専用区画のほか、住民以外も借りられるレンタル菜園もある。

都内に住む会社員のA子さんは、「自分の食べる野菜を自分で育てるエコな生活に憧れていた。こんなシェアハウスならぜひ住んでみたい」と話す。

元麻布農園のスクール菜園。「農家と作る有機野菜講座」などプロに学ぶ講座も開催される

彼女をはじめ、このシェアハウスに関心を持つ女性の多くは農作業初心者。というのも、野菜作りのプロが一緒に栽培してくれるスクール菜園があるからだ。初心者向けのスクールや有機野菜について学べるコース、子ども向けの「土育」スクールなど好きなコースが選べる。農業体験の遠足や料理教室といったイベントも開催しており、住民の女性からも「農作業で新鮮な野菜が手に入るのはもちろん、野菜作りを教えてもらえるのがうれしい」と好評だそうだ。

エコな暮らしに憧れを持っていても、「場所がない」「時間がない」「知識がない」といった理由で一歩が踏み出せない女性は少なくない。

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