~冬は手荒を招く要因がいろいろ~

上の5項目が冬に手荒れを招く生活習慣。下の3項目が1年を通して手荒れの原因になる習慣。今は何ともなくても、思い当たることが一つでもあれば、手荒れ予備軍。

お湯をよく使う

お湯は食器の油汚れを落とすように、潤いバリアの油分も奪ってしまうもの。バリアの保護がなくなった角層から水分が蒸発することがカサカサの原因になる。

空気が乾燥している

冬の外気はもちろん、室内も暖房のせいで乾燥気味。空気が乾燥すると、体の水分が蒸発しやすく、潤いバリアのもとになる汗もかきにくくなる。暖房を入れたら加湿も忘れずに。

大掃除で水を使う機会が増える

ほこりがついたり、掃除のためにいろいろな場所を手で触れること自体が手荒れのもと。さらに換気扇やレンジまわりなどの掃除に、強力な汚れ落とし洗剤を使うことも手には悪影響。

カゼ予防で手を洗う回数が増える

カゼ対策で、手洗いや消毒剤で手を殺菌する機会が増える。薬用石けんや消毒の殺菌成分にはアルコールが含まれていることもあり、手の水分、油分を奪う原因になるので要注意。

手や指が冷える

冬は、末端の血液循環が悪くなり、手指が冷えやすく、新陳代謝も鈍くなる。そのため角層のターンオーバーもうまくいかず、角層が硬くなり、ひび割れの原因に。外出時には手袋を。

この人たちに聞きました

谷田宗男さん
東北労災病院皮膚科部長。物理的因子疾患研究センター主任研究者として職業性皮膚障害の研究にあたり『理・美容師の手あれ予防ガイドブック』を作成。染毛剤のパラフェニレンジアミンによる皮膚炎に注意を促す。
野村有子さん
野村皮膚科医院院長。慶応大学医学部皮膚科教室を経て開業。「ひどい手荒れでも諦めないで」と女性にエールを送る。共著に『やさしい治療+こころのケア アトピーカウンセリング』(日本医療企画)。

(ライター 海老根祐子、日経ヘルス 大屋奈緒子)

[日経ヘルス2012年2月号の記事を基に再構成]

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