16年前にもあった「2週続けての大雪」気象予報士 伊藤みゆき

先週の関東の雪で特徴的だったのは雪質です。湿ったぼたん雪ではなく、北海道で降るような「パウダースノー」でした。このため、地面や木々に積もった雪が強い風によって再び舞い上がり、視界を悪くすることがあったほどです。

今回予想される雪の特徴や注意点を、先週の雪と比較しながら挙げていきます。

1.先週よりも「湿った重たい雪」になる。

先週の雪は、初めから「雪」と予想されていました。これは低気圧が進んでくる前からかなり冷たい空気に覆われていたからです。今回は「止むまでには雨に変わる」と予想されています。「雨になるかもしれない湿った雪」だと「粉雪」よりも、

(1)雪かきの労力が増える

(2)着雪による倒木や停電のリスクが増える

(3)凍りつきやすい

という難点があります。

[左] 去年の成人の日の雪。去年は、踏むとシャーベット状になるような水気の多い雪だった [右] 先週の雪。先週は踏んでも「キュッ」と音を立てるような乾いた雪だった。今回は、去年のような湿った雪が降る恐れがある

2.先週同様、降る時間が長い。

今回も雪や雨をもたらす低気圧は、東に進むにつれて進行速度が落ちる傾向です。関東地方では、降り始めが14日の明け方で、止むのは15日の夜になる恐れがあります。沿岸部では15日には雨に変わる確率も高まりますが、雪のままの地域ではかなりの大雪になる恐れがあります。

特に、先週は早めに雨に変わった近畿や東海では、今回は長く雪が降って積雪が増える所もありそうです。

図3 14日午後の予想天気分布図。東海や近畿は先週よりも雨に変わるのが遅くなる恐れがあり、今回のほうが積雪が増えそう。関東の雪や風のピークは夕方以降になるとみられている(気象庁HPより)
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