少ない収入でも幸せな暮らしを送るヒント

長引く不況で、働き女子の給料は低下傾向。転職、病気、リストラ…もし収入が下がったらどうしたらいい? ピンチを乗り越えるための生活防衛策を聞きました。

コツコツ貯めることが最大の備えになる

 

日経WOMANが2012年12月号「いつの間にかお金が貯まる7つの習慣」で実施した読者アンケートによると、「給料が下がったことがある」と答えた読者は42.7%。働き女子の給料は、これからどうなるのだろう?「残念ながら、給料は今後も上がりにくい状況が続くでしょう」と、経済ジャーナリストの荻原博子さん。

「企業は株主のものという考え方が主流になり、企業の利益は社員の給料よりも、株主配当と内部留保に回される傾向が強まりました。一方、損失が出ればコストカット策として、人件費がどんどん削減される。これは構造的な問題なので、すぐには戻らないでしょう」

さらに、環境税や復興税の導入、消費増税、社会保険料率の引き上げなどで、出て行くお金は増える一方。そんななか、どのように生活を守ればいいのだろう。 「まずは仕事でスキルを磨き、安定的に収入を得ること。また、モノの値段が下がっているデフレの今は、現金の価値が高まっている。貯蓄こそが最大の備えになります。給料から天引きの“先取り貯蓄”で、収入の1割以上を毎月貯めましょう」

もしも収入が下がったら、それに合わせて支出を減らすことが必要。「贅沢できるお金がなくても、生活できる最低限のお金を稼げれば、幸せに暮らしていく方法はあります」

実際に、収入が下がった読者のうち、「下がった後のほうが幸せ」と答えた読者は49.7%にも上った。「時間にゆとりが生まれ、精神的にラクになった」(31歳・小売り・販売)、「体調が回復した」(31歳・メーカー・広報)など、お金では得られない幸せを手に入れているようだ。

「充実感や満足感を得られ、優しい気持ちになれるときに、人は幸せを感じるもの」と、荻原さん。収入の高低にかかわらず、自分を充実させる方法を持ち、人とのつながりを大切にすることが、幸せに生きていくためのポイントとなる。

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