少ない収入でも幸せな暮らしを送るヒント

~やってはいけないこと~

むやみにカード払いをしない

「クレジットカードは浪費の原因になりがち。カードはやめて、現金主義にしましょう。例えば、月に自由に使えるお金が6万円あったら、それを30日で割り、1日2000円以内で生活。金曜に飲み会があると思ったら月~木曜に節約し、財布の中に現金を残しておけばいい。これを繰り返すことで金銭感覚が身につき、少ないお金でも上手に暮らせるようになります」。

保険で将来に備えすぎない

「シングルなら死亡保障は不要。医療保険も手厚いものは必要ありません。会社員なら、病気やケガで会社を休んでも、傷病手当金として給料の3分の2は支払われる(最長1年6カ月)。高額療養費制度を使えば、半年入院しても医療費の自己負担は50万円ほどでしょう。公的保障が手厚いので、心配しなくても大丈夫。高い保険は見直して、その分を貯蓄に回したいですね」。

短期的な利益狙いで投資はしない

投資は貯蓄より大きく殖やせる半面、値動きがあるため、資産が目減りするリスクも。「今は初心者が投資で大もうけできる相場ではありません。資産を減らしたくないなら投資には手を出さず、貯蓄でしっかり守るほうが賢明」。投資を始める場合は、短期的な利益を狙うのは避けて。少額をコツコツ、長期間積み立てていくことで、リスクを抑えることができる。

若いうちにマンションを買わない

「デフレの今、最大のリスクは借金(ローン)。借金をせずに現金を持つのが安全策です。また、土地や建物の価格は今後も下落する可能性が。購入後に結婚して住めなくなった場合、買った値段よりも安く売ることになりがちです。誰かに貸す場合も、家賃収入でローンの元を取れる保証はありません。結婚の可能性が少しでもあるうちは、住宅の購入は慎重に」。

この人に聞きました

 
荻原博子さん
経済ジャーナリスト。OLを経て82年にフリーに。テレビや雑誌などで、お金の常識やデフレ時代の生活防衛術について分かりやすく解説。近著に『荻原博子の金持ち老後 貧乏老後』(毎日新聞社)、『将来、お金に困らない「自分年金」をつくる本』(青春出版社)など。

(日経ウーマン編集部)

[日経WOMAN2012年12月号の記事を基に再構成]

[参考] 日経WOMAN2012年12月号巻頭特集「いつの間にか貯まる! 7つのお金習慣」では「貯まる仕組み」の作り方、やってもダメな節約法、突然の出費への対処法、冬のボーナスの賢い貯め方、殖やし方などを紹介している。
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