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あなたの頭皮、大丈夫ですか?

抜け毛が1日100本超えたら要注意

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NIKKEI STYLE

フケやかゆみ、抜け毛など、男女を問わず髪の悩みは尽きないが、春は一年で最も頭皮が脂っぽく、不快になりやすい季節。こうした頭皮トラブルを防止する第一歩は、正しく髪を洗って皮脂をしっかり取って頭皮を清潔にすること。症状によってはセルフケアで対応できないこともある。頭皮トラブルの程度を見分ける方法などを探った。

「フケが多い、頭がかゆいなどの症状は、カビの一種であるフケの原因菌が頭皮で増殖することが原因。皮脂の過剰分泌で菌に栄養を与えてしまい、症状は悪化する」と話すのは、皮膚科専門のあおば皮ふ科(横浜市)の湧川基史院長。特に女性に比べて男性は皮脂量が多く、ピークが20~50代だ。そのため女性よりも意識して皮脂を取ることが大切だという。

余分な皮脂を取り除くには、まずは日ごろのヘアケアから見直すことが必要だ。花王商品広報センターヒューマンヘルスケア室の野田香さんは「シャンプーをしっかり使って頭皮を清潔にし、血行を良くすることで髪に栄養が届きやすくなり、フケやかゆみなど髪のトラブルを防げる」と説明する。

最近のシャンプーは成分がマイルドになっている分、よく洗わないと汚れが取れないことがある。指の腹を頭皮に当て、マッサージするように細かく動かす正しい洗髪法を身に付けることが必要だ。つめを立てると頭皮が傷み、フケが増えてしまう。

洗髪後は、こめかみから耳の周囲、頭頂部などをマッサージすると血行がよくなる。育毛剤の商品開発に携わる大正製薬OTC商品開発部の安西浩之主任は、「マッサージ後に育毛剤を使うと毛根に届き、薬の効果を引き出せる」と話す。

それでもかゆみが治まらない、大きなフケが肩に落ちる、頭皮が赤くなるなどの症状が続く場合は、脂漏性皮膚炎の可能性がある。放っておくと抜け毛につながることもあり、早めの受診、治療が必要だ。

ステロイド剤や抗真菌剤で効果、生活習慣も改善を

湧川院長は「脂漏性皮膚炎は男女ともにかかるが、脱毛まで症状が悪化するのは男性がほとんど」と指摘した。ステロイド剤や抗真菌剤の塗り薬の使用で症状は改善するが、一時的に回復しても再度悪化することも多い。生活習慣が影響するので薬だけに頼らず(1)十分に睡眠をとる(2)できるだけストレスをためない(3)ビタミンB群を多く含む食品をとる――などを心掛けるようにするとよい。

抜け毛、薄毛が始まった場合は髪の抜け方に注意を払う。1日100本以内の抜け毛であれば正常範囲とも考えられるが、1カ所、もしくは複数カ所がごっそり抜けるのは円形脱毛症が考えられる。その場合、自宅でのセルフケアでは治せない。自己免疫システムの異常が原因とされているが、対応策としてはステロイド系の塗り薬や液体窒素、ドライアイスを患部に当てる治療を行う。

加齢とともに進む抜け毛について新宿・大宮スキンクリニックの石井良典院長は「加齢で目立つようになる薄毛は、男性だと額の生え際と頭頂部から進行する」と話す。

これは男性型脱毛症(AGA)と呼ばれ、男性ホルモンが影響しているとされる。後頭部と頭頂部の髪を触って比べ、頭頂部のほうがふわふわしていたら、すでにAGAが始まっている可能性がある。「AGAは食事やストレスなどと関係なく、遺伝が原因。早い人で20代から進行する。髪の量をキープしたいのなら、気づいたらすぐにケアを始めてほしい」と石井院長は早期の治療をすすめる。

男性型脱毛症(AGA)には内服薬など利用

AGAの治療薬として有効とされるのは、フィナステリドを含む内服薬。発毛の抑制に働く活性型の男性ホルモンの増加を抑えて抜け毛を止める。医療用医薬品で、医師の処方が必要となる。

そのほか毛髪の成長を促す有効成分ミノキシジルが含まれる塗り薬がある。医師の多くはフィナステリドと併用している。ミノキシジルは薬局で購入できる。

フィナステリドとミノキシジルに共通しているのは「一定期間、継続して使用しないと効果がのぞめないこと」(湧川院長)だという。改善にはフィナステリドは6カ月以上、ミノキシジルは朝晩2回使用で4カ月以上の期間が必要とされる。湧川院長は「髪を維持するには、数年にわたり治療を続ける必要がある。医師が頭髪の変化を写真で撮って記録するのは、効果を実感してもらうことで患者のモチベーションを保つため」と打ち明ける。

一方、女性の加齢性の抜け毛、薄毛は、頭頂部の分け目部分が目立つようになる。毛にコシがなくなり、細くなるのが特徴だ。女性の脱毛は閉経後に増えるが、これは女性ホルモンの減少によるものとされる。効果がはっきりしているのはミノキシジルによる外用薬。男女問わず、薄毛は進行するほど治りが悪くなるので早めの対策が必要だ。

(日経ヘルス編集部)

[日経プラスワン4月3日付]

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