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あなたの頭皮、大丈夫ですか? 抜け毛が1日100本超えたら要注意 

2010/5/14 日本経済新聞 電子版

フケやかゆみ、抜け毛など、男女を問わず髪の悩みは尽きないが、春は一年で最も頭皮が脂っぽく、不快になりやすい季節。こうした頭皮トラブルを防止する第一歩は、正しく髪を洗って皮脂をしっかり取って頭皮を清潔にすること。症状によってはセルフケアで対応できないこともある。頭皮トラブルの程度を見分ける方法などを探った。
 

「フケが多い、頭がかゆいなどの症状は、カビの一種であるフケの原因菌が頭皮で増殖することが原因。皮脂の過剰分泌で菌に栄養を与えてしまい、症状は悪化する」と話すのは、皮膚科専門のあおば皮ふ科(横浜市)の湧川基史院長。特に女性に比べて男性は皮脂量が多く、ピークが20~50代だ。そのため女性よりも意識して皮脂を取ることが大切だという。

余分な皮脂を取り除くには、まずは日ごろのヘアケアから見直すことが必要だ。花王商品広報センターヒューマンヘルスケア室の野田香さんは「シャンプーをしっかり使って頭皮を清潔にし、血行を良くすることで髪に栄養が届きやすくなり、フケやかゆみなど髪のトラブルを防げる」と説明する。

最近のシャンプーは成分がマイルドになっている分、よく洗わないと汚れが取れないことがある。指の腹を頭皮に当て、マッサージするように細かく動かす正しい洗髪法を身に付けることが必要だ。つめを立てると頭皮が傷み、フケが増えてしまう。

洗髪後は、こめかみから耳の周囲、頭頂部などをマッサージすると血行がよくなる。育毛剤の商品開発に携わる大正製薬OTC商品開発部の安西浩之主任は、「マッサージ後に育毛剤を使うと毛根に届き、薬の効果を引き出せる」と話す。

それでもかゆみが治まらない、大きなフケが肩に落ちる、頭皮が赤くなるなどの症状が続く場合は、脂漏性皮膚炎の可能性がある。放っておくと抜け毛につながることもあり、早めの受診、治療が必要だ。

ステロイド剤や抗真菌剤で効果、生活習慣も改善を

湧川院長は「脂漏性皮膚炎は男女ともにかかるが、脱毛まで症状が悪化するのは男性がほとんど」と指摘した。ステロイド剤や抗真菌剤の塗り薬の使用で症状は改善するが、一時的に回復しても再度悪化することも多い。生活習慣が影響するので薬だけに頼らず(1)十分に睡眠をとる(2)できるだけストレスをためない(3)ビタミンB群を多く含む食品をとる――などを心掛けるようにするとよい。

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