あなたの頭皮、大丈夫ですか?抜け毛が1日100本超えたら要注意 

(日経ヘルスforMENより)

抜け毛、薄毛が始まった場合は髪の抜け方に注意を払う。1日100本以内の抜け毛であれば正常範囲とも考えられるが、1カ所、もしくは複数カ所がごっそり抜けるのは円形脱毛症が考えられる。その場合、自宅でのセルフケアでは治せない。自己免疫システムの異常が原因とされているが、対応策としてはステロイド系の塗り薬や液体窒素、ドライアイスを患部に当てる治療を行う。

加齢とともに進む抜け毛について新宿・大宮スキンクリニックの石井良典院長は「加齢で目立つようになる薄毛は、男性だと額の生え際と頭頂部から進行する」と話す。

これは男性型脱毛症(AGA)と呼ばれ、男性ホルモンが影響しているとされる。後頭部と頭頂部の髪を触って比べ、頭頂部のほうがふわふわしていたら、すでにAGAが始まっている可能性がある。「AGAは食事やストレスなどと関係なく、遺伝が原因。早い人で20代から進行する。髪の量をキープしたいのなら、気づいたらすぐにケアを始めてほしい」と石井院長は早期の治療をすすめる。

男性型脱毛症(AGA)には内服薬など利用

AGAの治療薬として有効とされるのは、フィナステリドを含む内服薬。発毛の抑制に働く活性型の男性ホルモンの増加を抑えて抜け毛を止める。医療用医薬品で、医師の処方が必要となる。

そのほか毛髪の成長を促す有効成分ミノキシジルが含まれる塗り薬がある。医師の多くはフィナステリドと併用している。ミノキシジルは薬局で購入できる。

フィナステリドとミノキシジルに共通しているのは「一定期間、継続して使用しないと効果がのぞめないこと」(湧川院長)だという。改善にはフィナステリドは6カ月以上、ミノキシジルは朝晩2回使用で4カ月以上の期間が必要とされる。湧川院長は「髪を維持するには、数年にわたり治療を続ける必要がある。医師が頭髪の変化を写真で撮って記録するのは、効果を実感してもらうことで患者のモチベーションを保つため」と打ち明ける。

一方、女性の加齢性の抜け毛、薄毛は、頭頂部の分け目部分が目立つようになる。毛にコシがなくなり、細くなるのが特徴だ。女性の脱毛は閉経後に増えるが、これは女性ホルモンの減少によるものとされる。効果がはっきりしているのはミノキシジルによる外用薬。男女問わず、薄毛は進行するほど治りが悪くなるので早めの対策が必要だ。

(日経ヘルス編集部)

[日経プラスワン4月3日付]

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