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自腹なら良いモノを…「スゴワザ文具」が人気

2013/3/15

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文具ブームが続いている。不景気の影響で事務用品の支給を減らす会社が増え、「自分で買って使うのなら良いモノを」と個人需要が増加したことが要因といわれる。文具メーカーは方針転換し、個人向け市場に新商品を相次いで投入。法人が望む「とにかく安くて使い勝手はほどほど」から、個人が望む「それなりの価格で高品質」へとニーズが大きく変わったのだ。従来の文具とはひと味違う、最新の「スゴワザ文具」をピックアップし、日経トレンディ誌が使い心地を検証する。

拡大する個人向け市場のなかから最新のスゴワザ文具を発掘したところ、新たな売れ方のトレンドが見えてきた。

特徴的なトレンドの一つが「SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)売れ」だ。「どや文具ペンケース」は関西の文具好きの集まり「どや文具会」が中心となり、Twitter(ツイッター)上でアイデアを出し合って開発した筆入れ。容量の大きさや使い勝手の良さなどが受け、初回の400個は約1カ月で完売。7980円と筆入れとしては高めながらも、これまでに累計で2000個売れているという。

文具の売れ方が変わった

子供向け商品のターゲットを上の世代にも広げた、「大人シフト」の文具も売れている。コクヨS&Tが2011年に発売した「キャンパスジュニアペンシル」は、小学生などをターゲットにした太芯のシャープペンシル。太芯ならではの書きやすさで大人にも受けていたが、本体色はピンクやブルーだけ。そこで、緑や赤系などの落ち着いた色を採用した「鉛筆シャープ」を2012年2月に発売したところ、累計45万本を売るヒット商品となった。

機能とデザインを両立した文具が売れているのも最近の傾向だ。文具店以外に雑貨店やセレクトショップなどで文具を扱うことも多くなったが、「毎日使うものだからこそ、デザインだけでなく実用性の高さが求められている」(文具メーカー)。

文具店を展開する伊東屋は独自に企画・開発したオリジナルブランドのデザイン文具「topdrawer」の販売を2012年10月から開始。実際に使ってみたところ、機能や品質は十分実用的だった。

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